あなたを拷問してみたい (Page 5)
「……イカせてやろう」
再び硬くなっていたモノにコンドームをかぶせる。中出しできないのは悔しくて仕方なかったが、万が一にも妊娠させる訳にはいかない。
文也は切っ先を当てると、一気に貫いた。
「ああああっ!」
美空が仰け反って体を痙攣させた。目は焦点を失ってトロンととろけ、口の端から唾液がこぼれた。
乳首のローターのスイッチを入れ、ローターごと乳房を揉み込む。形が歪むほど強く揉まれても柔らかな乳房は柔軟に男の愛撫を受け入れている。
腰を動かし、激しく突き込むと美空が涙目で訴えた。
「も、イッてりゅう……らから、も、あふぅんっ」
「駄目だ、浮気を認めていないだろうが!」
「らから、してな……あきゅうん、あうううん!」
奥を突かれる快感にはまり込んだ美空があられもない声を上げる。敏感になっているらしい膣がうごめいて、文也自身をしゃぶるように包み込む。
文也は射精を必死に我慢して、美空をイカせ続けた。
「くっ……」
ついに耐えきれず文也が射精すると、美空は爪先までピンとのばして絶頂した。それから、くたりと体を弛緩させる。
ずるりとモノを抜くと、きつく締めつけているせいでコンドームが取れた。美空の陰部から半ば出ているコンドームの中から、精液がどろりとこぼれる。
まだ浮気を認めていない、もう一巡するかとローターのスイッチを止める。そしてバイブをつかみかけた時、スマホが鳴った。
*****
「浮気じゃなかった?」
「ああ。どっちにしろ、恥ずかしい話なんだが」
文也は伊田のオフィスに来ていた。
写真に写っていた若い男は伊田の部下だった。待ちきれずに伊田はその男に問いただしたらしい。
「取引先に振り込む額を間違えて送金してしまって、どうしていいか分からなくなって美空に相談したんだそうだ。あまりにも混乱して、誰にも聞かれない場所がラブホテルしか思い浮かばなかったらしい」
伊田が溜め息をつく。
「とりあえず送金の件は何とかなったから、これからは俺に報告しろって釘は刺しといたよ。悪かったな、面倒な事に巻き込んで」
「いや……」
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