突入!いきなりラブホ飲み会 / 古着屋・久志の「出会い系」冒険⑤ (Page 7)

飲み食い8割、セックス2割

こうしてほろ酔い加減のままに、コンビニで大量の酒と少量のツマミを買った久志たちは、駅の反対側に点在するラブホのうちの1軒に入った。その時間にチェックインすると、明朝10までのロングランが可能なシステムに、カスミは妙にはしゃいでいた。
「これで、ゆっくりとできるね」と上機嫌だ。

その上機嫌なまま部屋へインすると、久志は暖房を強くして空気清浄機も「強」モードにして、感染対策をしていた。そうしている間にカスミはトレンチコートと上着を脱いで、バスタブを満たしにいっていたようだ。

「まぁ、座って2次会の開会宣言と乾杯しようよ」

久志は、わざとあらたまって「では、カンパーイ!」と、ふたりとも選んでいた缶ハイボールを缶のまま乾杯をした。
カスミは最初から久志の横に腰を降ろして、「密」状態で迫ってきている。

「どうしてワタシを選んだの? 見ての通りに、オッパイはないし貧相な体なのに…」

「う~ん、分かんないなぁ。こっちは、選べる立場じゃないしな」

「それは言えるかも! エロオヤジっぽいし、見た目が渋いわけじゃないし、ぎゃはは(爆)」

「カスミの言っているのは当たっているので、久志はグゥの音もでなかった。その代わりに、カスミの頭部をプロレスの古典的な技のヘッドロックで締めあげてやったのである。

「やめろぉ~。セクハラの次はDVですかぁ?」

カスミはわざと悲鳴を上げるフリをしながら、じゃれ合いを楽しんでいたのだった。
一方、久志はカスミの頭部への締め付けを緩めると、そのままキスをしながら上半身をまさぐっていったのだ。
「待ってよぉ。まだ、ブラウスも脱いでないんだから。じっくり責めてきてよ、先は長いんだから…」

それからはお互いが全裸になって、全身を舐め合った。カスミはうわ言の様に、

「朝、シャワーを浴びたきりだから汚いよぉ。いいのぉ?」
「お風呂がいっぱいになっちゃう。お湯が、お湯が、、、」

と呟きながら、「いいっ、感じるっ。やっぱり、オジサンは感じるっ、ううっっ」と悶えだして、自分からも積極的にオーラルプレイに走っていったのだった。

ちなみに、バスタブの湯は自動で止まっていた。

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