両手の花は侮れない
大学生の棟方涼太は隣の家に住む音羽一花(おとわいちか)と百花(ももか)の双子と幼い頃から一緒に登校していた。ある日、涼太が女の子に告白されたと言うと一花と百花は何かを考え込む。その日の夕方、涼太の部屋に百花が訪ねて来て……。
「おっはよう、今朝も朝勃ちした?」
「それ、毎日言うのやめろよ」
「百花はいつまでたっても子供だから」
大学生の棟方涼太と、隣の家に住む音羽一花と百花の双子は毎朝一緒に登校していた。
黒髪ロングヘアで清楚そのもの、生徒会長を務めている一花と、ショートヘアで陸上部の元気いっぱい百花は一卵性の双子で顔はそっくりだったが性格は正反対だった。
ブレザーの制服のスカートをひるがえして百花が口を尖らせた。
「モテない涼太の子種が毎朝捨てられて可哀想だなって心配してあげてるだけだもん」
「モテないって事はないぞ。昨日、同じゼミの女の子に告白されたんだからな」
「え」
一花と百花が立ち止まった。
「え?」
「……返事はしたの?」
「まだ。そういう風に見てなかったから、ちょっと考えさせてって。でも可愛い子だし、OKしようかなとは思ってるけど」
「……ふーん」
その日の夕方、涼太の部屋に百花が訪ねてきた。学校帰りにそのまま来たようでブレザーの制服姿だった。
小麦色に焼けた足をもじもじ動かして何か言いたそうにしている。
「どうした、宿題で分からない所あったのか?」
いきなり、百花がキスしてきた。柔らかい、ふにっとした感触はすぐに離れていった。
「えっ? え、あ?」
「あたしの方が好きだもん」
「え?」
「あたしの方が、その人より涼太を好きだもん」
涼太の手を取って、スカートの中に入れる。手の甲が布地に触れた。くちゅりと濡れた感触に、あわてて手を引く。
「百花」
「あたしの方が、好きだもん」
涼太から見ても分かるくらい震えた手でスカートのホックを外し、下に落とす。レースのついたピンクの下着に手をかけて、一気に膝下まで下ろした。
下着と秘部の間に銀色の糸がツウッと引くのを見て、頭がくらっとした。
「だ……抱いて」
「いいのか?」
「うん」
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