愛する人への寄る辺 (Page 5)

「おぉっ、おぐぅっ」
 一方で京香の方は喉を押し広げられ、窒息しかねない状況だというのに、自らより奥へと肉棒を導く。根元まで武夫の男根を飲み、彼の陰毛がある辺りにすっかり顔を埋めていた。
「おっ、おっ。おぉ……」
 喉の奥から獣の唸りのような声を上げ、京香が体をぶるぶると震わせる。跪いた格好のまま腰をがくがくと下品に振っている所を見ると喉奥を剛直で犯され達したようだ。

 喉を抉られる痛みと窒息の苦しみで絶頂へ上り詰めた義姉を見下ろし、武夫は胸を撫で下ろす。彼は自分の大きすぎるものが女性を悦ばせたのだと安堵していた。

 そんな穏やかな内心の安堵とは対照的な乱暴な手付きで、武夫は京香の頭を掴む。そして、変わらぬ大きさを保った肉棒を彼女の口から引きずり出した。窮屈な口腔から開放された武夫の肉槍は京香の唾液が糸を引き、邪教の供物じみて禍々しい。

「まだ、満足できないでしょう?」
 熱病に浮かされたように、ふらふらと京香は立ち上がった。焦点の定まらない目で、これから己を蹂躙する猛々しい剛直を見つつ、ズボンと下着を脱ぎ捨てる。
 寒気の最中へ肌を晒しているというのに、京香は寒がる仕草すら見せずに武夫へ向かって尻を突き出した。

「ああ、早く、めちゃくちゃにしてっ」

 車のボンネットへ上半身を寝かせ、京香は剥き出しになった尻を振る。愛撫の必要もなく、彼女の秘所はすっかり濡れていた。肉壺から溢れた蜜は内股を滑り落ち、膝のあたりまで達している。

「挿れますよ」
「焦らさないで、早くっ」
 早く、という言葉を受け、武夫は特大の肉棒を人妻の中へ突っ込む。
「ああああぁぁぁぁっ!」
 長く雌の嘶きが冬の寒気を裂いて尾を引いた。
 細い女の手首ほどはある肉の楔を最奥まで一気に突き入れられたが故のものだった。

「義兄さんのと、どっちがいいですか?」
「あ、あなたの方がいい、もっと、もっと乱暴に犯して」
 京香に言われた通り、武夫は乱暴に腰を動かす。

 膣肉が食らいつくように武夫の肉棒にまとわりつくが、彼は容赦しない。白濁した愛液を纏う怒張を先端から根元まで余すところなく義姉へと突き立てる。その度に肉がぶつかる音と淫猥な水音が混ざり合う。

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