ファンレターで、セックスアピール? (Page 6)
最寄の駅に向かう途中で、「駅に着きました」という彼女からのメールが届いた。
さほど人通りもなくすぐに見つけられる。
分厚いコート姿も、荷物が詰まってそうなキャリーケースも昨日会場で見たのと一緒だ。
軽く挨拶しては、二人並んで歩く。お互い無言。
やはり緊張しているんだろうか。
彼女は全然目を合わせてくれないし、電話と違ってぼそぼそと喋るのではっきり言って聞き取りずらい。
そんなところもそそるというか。
俺としては早くこの痴女を部屋に連れ込んで犯したい
外の気温は寒いのに体温は上がりっぱなしだ。昨日のことを思い出しながら彼女の肢体を眺めているだけで
股間が硬く反り返ってしまっている。
「シオリちゃん」
「は、はいっ……」
「もっとこっち向いて話してよ」
思いきり顔を覗き込んでやった。相手が弱そうだと強気に出れるものだな。
「ゃ、せんせっ……ち、ちかい……」
すすすっ、一歩、二歩。離れられる。
「せっかく可愛い顔してるんだからさ」
今度は腰に手を回して抱き寄せた。
「か、可愛いだなんてそんなっ」
ぴくっ、と体を跳ねさせて何か言いたそうな顔でこっちを見ている。
「ほんとほんと。だって昨日電話してる時も、シオリちゃんの写真ずっと見てたし」
「や、あぁ……」
恥ずかしがっているらしく、片手で顔の半分を隠す仕草をするシオリちゃん。
全然隠せていない。
「見て欲しくて渡してくれたんでしょ?先生に感想言って欲しいですって」
鍵を取り出してドアを開ける。
手振りだけで彼女に先に入るように促すと、小さくこくん、と頷いてくれた。
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