青い薔薇の蜜は恥悦の味 (Page 6)
「どうぞ、涼子様」
ふらふらと涼子は言われるがままに試着室へと入る。
中は広く二人で入っても狭さは感じない。姿見にすっかり愛欲に蕩けた顔をした涼子が寄りかかる。荒い吐息で口元の鏡が曇っていた。
そっと足音もなく古賀は彼女の背後へ接近する。
抱きすくめ、古賀は彼女の耳を甘噛みして囁く。
「スカートをご自分で捲って、確かめて頂けますか?」
涼子の手が言われるまま、そろそろとスカートをたくし上げていく。その動きに呼応するように古賀は彼女の乳房を愛撫した。
その一部始終は彼女の前にある姿見に映し出されている。己の痴態に涼子の息が荒くなっていく。
じわじわと露わになった下着は愛液ですっかり濡れそぼっており、うっすらと透けていた。彼女の整えられた繁みは微かな陰りとなって下着から透けている。蜜を滴らせる卑猥な部分は、ぴったりと張り付いてその形を晒していた。
「ああ、こんなに濡らして……」
「恥ずかしい」
ぎゅっとスカートを握り締め、涼子は目を逸らす。それを許さず、古賀はリモコンのスイッチを容赦なく入れた。強烈な振動が涼子の膣内で暴れまわる。人目がないためか、涼子は腰をくねくねと蠢かせ、快楽を貪っていた。
「ご覧になってください。これが涼子様が望まれた姿です」
「ああ、ああ、こんな……」
鏡に映る淫らな女の姿に、涼子が喘ぐ。
ブラウスのボタンを一つひとつ丁寧に古賀が外し、ついに重たげな乳房が外気に晒された。桃色の肌には薄っすらと汗が浮かび、艶を増している。ブラジャーのホックを外し、乳房の上へとずらした。ぴんと張った乳首が先端で触れられるのを待っている。古賀は優しく扱くような指捌きで乳首を愛撫した。
「はぁぁっ」
涼子の視線が宙をさまよう。身体からこわばりが消え、すとんと古賀に体重を預けてしまった。
「ご用命はございますか?」
「我慢できないんです。ください。乱暴に後ろから、私を……」
「承知致しました」
古賀は涼子の膣からすっかり体温で暖まったローターを取り出した。それをポケットにしまい、彼は涼子を鏡に両手をつかせる。自然と尻を突き出す格好になった彼女の膣をさっと観察する。傷付いていないか、十分に濡れているかなどチェックし、問題なしと判断した古賀はポケットから避妊具を取り出し、自らの男根に装着した。
乱暴にと請われたが、独りよがりの性交をしても意味はないのだ。
古賀は尻を振って誘う涼子の膣へ先端をあてがう。入り口が動く、男根を呑み込もうとする。
どこでこのオプション頼めるのでしょうか?
フィクションかぁあーとがっくり項垂れてしまうほど、どこに行けば古賀さんに会えるの?と期待してしまうほどツボでした。作者様は、この世界のどこかにいて欲しい人々を産み出す魔人ですね!
魚月 さん 2021年2月24日