青い薔薇の蜜は恥悦の味 (Page 7)
「涼子様」
「あぁぁ」
先端が埋没した。
馴染むまでゆっくりと小さな動きを繰り返す。それだけのことで涼子は幾度か達し、ぱたぱたと足元に愛液を零した。
「行きますよ」
宣言し、古賀は彼女の最奥まで男根を突き進める。こつんと子宮の入り口に先端が到達した。古賀自身にはまだ余裕があったが、これ以上の侵入は痛みを伴う可能性がある。彼は涼子のポイントを探し、腰をグラインドさせた。
深く浅く。
突き上げ突き下ろし。
角度と強さを微妙に変え、ポイントを探し当てる。
「そこ、知らいないっ、あの人はそんなとこ突いてくれないのにっ」
悦楽に理性は溶け、涼子は快感を夢中で貪っている。腰を自ら押し付け、貪欲に僅かたりとも逃がさぬように。
リズミカルに腰を打ち付け、ローターだけでは決して味わえない快感を彼女の体に与えていく。その快感に応え、涼子の膣は蠢き、肉欲が蕩けて蜜として流れる。
肉のぶつかる音と男女が交わる匂いが試着室に充満している。その事実がさらに涼子の脳髄を痺れさせる。
「あぁ、ああぁ」
獣の如き声が涼子の口から溢れだし、先程まで人前で快楽を貪ることに羞恥を感じていた女性と同一人物とは思えぬほど乱れている。最早ここが有名デパートの片隅にある試着室であるという、そんな些末な事実は涼子の頭の中から消失していた。
「いく、いく、いくぅぅ」
切羽詰まった声を涼子が上げ、肉棒を締め上げる。うぞうぞと肉壁が蠢いて放たれるであろう精を一滴たりとも逃すまいとしていた。
どすんと最奥を古賀の男根が突き上げる。同時に彼もマグマのような精を解き放った。
「あああぁっ」
喉を反らし、快楽の頂に登り詰めた涼子が啼く。
膝から力が抜け、ぐったりと彼女は床に倒れ込む。
古賀は軽く額の汗を拭い、試着室の奥からタオルを取り出した。それで手早く涼子の体を拭き、エチケットシートで仕上げる。これで汗の不快感も薄れ、男女のまぐわいの匂いも気にならないだうろ。さらにぐったりしている涼子の身繕いも行い、完璧な状態に戻す。
それから古賀は試着するはずだった品物を持って試着室を出た。
どこでこのオプション頼めるのでしょうか?
フィクションかぁあーとがっくり項垂れてしまうほど、どこに行けば古賀さんに会えるの?と期待してしまうほどツボでした。作者様は、この世界のどこかにいて欲しい人々を産み出す魔人ですね!
魚月 さん 2021年2月24日