食い倒れの街で (Page 3)
「や……もう……」
「もっと飲みたいんだけどな」
「変な事言わんといて……」
亨は朱音の足を下ろした。コンドームをつけて押し当てる。
「入れるよ」
「……ええで……来て……」
挿入し、奥まで押し込んで動きを止める。
「は……」
「大丈夫?」
「ん……ええよ、動いて……」
遠慮なく、といきたい所だったが、まずはゆっくり慣らしていく。
「ゆっくりこすられんの、気持ちい……」
朱音がしがみついて耳元でささやいた。
中のうねりが強くなって、包み込むように締め付けてくる。
次第に速く、力強く突き込んでいく。
「はうっ、あん、すご……っ」
柔らかな乳房と固く尖った乳首が胸に押し付けられる。
「やあっ、も、イク……ッ」
「ああ、俺も……!」
「ふああんっ!」
亨が精液を吐き出すと同時に、朱音が体を痙攣させた。
「あ……あう……」
快楽でトロンととろけた顔が可愛らしく、亨は再び自身が固くなるのを感じた。
翌朝起きると、朱音が裸で寝ころんだまま、平らな自分のお腹を撫でた。
「ええ運動になったわ。けど、お腹空いた」
「今日は食べ歩きに行こうと思ってるんだ。良かったら……」
「私を食べるのは、もういいん?」
これ見よがしに胸を持ち上げて見せつけてきた。
「……まだ足りない」
「ん、じゃあ朝ごはん食べに行こ。いいとこ知ってんねん」
朱音がすり寄ってきて亨の頬にキスした。
「その後はまた運動しよ?」
食べ歩きは今度になりそうだと、亨は思った。
今はとにかく、彼女を存分に味わおう。
亨は唇にキスを返した。
(了)
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