見知らぬ自分と妻 (Page 6)
「んっ、んぅ、んむっ、おぶっ、ぉぉおっ」
伸ばされた足先が、下から上へと割れ目を幾度も撫でる。他人に触れられて得る快感は、自ら慰めるものとは種類が異なった。無造作に与えられる快感は、手加減というフィルターなしに眞弓の意識を焼いてしまう。
爪先で嬲るように与えられる快楽は、貞淑な妻という顔を眞弓から容易く剥ぎ取る。
無意識のうちに眞弓は腰を振って、ナニカの爪先が触れるタイミングと合わせてしまっている。そうするうちに、次第に口の中まで性感帯と化し、眞弓は男を生殺しにしていた口腔で達することすらできそうになっていた。
外陰部へ与えられる刺激と口腔内を行き来する肉棒の感触。
快楽に溺れ、うっすらと目尻に涙を溜めていた眞弓は、助けを求めるようにナニカを見上げていた。
そして、目が合った刹那。
爆発したかのように男根の先端から精液が迸った。眞弓の口へ精子の生臭い臭いとえぐみと苦みが広がる。
口から引き抜かれたナニカの肉棒と眞弓は唾液が糸を引いて繋がっていた。その卑猥な繋がりを断ち、鈴口から残っていた精子が飛び出す。
「あ、……あぁ」
顔で精子を受け止めた眞弓は、恍惚とした声を零した。頭の中を濃密な精液の臭いで犯されているかのような陶酔感だ。
一方のナニカは、軽い絶頂に達した眞弓を強引に立ち上がらせた。それから朝食を眞弓、夫、そしてナニカで食べていたテーブルの上へ強引に押し倒してしまう。
軽い音を立てて花瓶が倒れる。幸いなことに活けられていたのは造花で、中に水は入っていなかった。
そんなことを気に留める間もなく、眞弓は身に纏っていたものを文字通り瞬く間に剥ぎ取られてしまう。
急に外気に晒され、染み一つない白磁のような肌が粟立つ。なだらかな肩のラインをナニカの手がなぞりブラジャーの肩紐をずらすと、お椀型の形の良い乳房が顔を覗かせた。頂点には硬く存在を主張する乳首が天井を指し示している。
遂に眞弓のスカートも、ショーツも剥ぎ去られると、雌の色香がぷんと室内へ充満した。
悶え、眞弓は胸を両手で覆う。しかし、ナニカの関心は下半身へと向かっていた。彼女の両膝を抑え、強引に開脚させてしまう。
「ああっ!」
控えめな茂みまでぐっしょりと愛蜜で湿らせた眞弓の秘所がナニカの前で露わになった。
ひくついた膣口からは、淫水が湧き出している。また、割れ目から存在を主張している陰核は、すっかり包皮から脱出して愛撫されるのを今か今かと待ち兼ねてさえいた。
「見ないでぇ」
恥ずかしさに耐えかねた眞弓は、ついに手で自らの陰部を隠そうとする。だが、ナニカはそれを許さず、彼女の割れ目に接吻をした。
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