騒音の代償
小田は上階からの騒音に悩んでいた。我慢の限界を迎え、見知らぬ男にもらった媚薬を使って解決しようと考える。だが嫌悪を抱く相手を抱けるか自信がなく、悪友の茂に協力してもらうことにした。そして騒音主の妻、日高ますみを2人がかりで陵辱していく。
俺は音で目を覚ました。
起こされないように浴びるように酒を飲んで寝たのに、結局起こされた。
「くそっハゲ眼鏡チンパンジーが」
イライラして悪態をつく。
上階に住む男のかかと歩きが原因だ。
管理会社に相談したけど、騒音に注意して下さいという張り紙だけで終わり、もちろん騒音は止まらなかった。やんわり注意しに行ったら、わざと物を落として嫌がらせするようになった。
社会人になって間もなく、引越しする金もない。でもこのままだとおかしくなりそうだった。
俺はテーブルに置いてある瓶を見た。
ゆうべ、居酒屋で意気投合した男にもらった物だった。
『これは媚薬だ。どんな相手だろうと感度を高めて、こちらにべた惚れになる。ただし、効き目は5分。同じ相手に使う場合は、30分空けないと効かない。うまく使えよ』
話半分で聞いていたが、本物なら使える。
俺はさっそく、電話をかけた。
そして数日後、俺は上階に出向いた。
チャイムを鳴らすと、女が出てきた。
ハゲ眼鏡の妻だ。40代くらいで、ブクブク太っている。やせても美人にはなれないだろうなと思いつつあいさつする。
「こんにちは。下の部屋の小田ですけど、上から水が染み出てるんです。こちらから水がもれているんじゃないかと思って。どこか、水を出してます?」
「え? いえ……」
戸惑ったようにバスルームの方を見る。その顔に、媚薬をスプレーした。
「ひあっ?」
女が驚いて声を上げる。すぐに目がトロンとしてドアを大きく開けた。
「どうぞ入って。すぐ布団を敷くから……」
野良猫で試してみたとはいえ、想像以上の効果だった。
「うっわ、マジじゃん。媚薬すげえ」
隠れていた悪友の茂が顔を出した。学生時代は茂と色々悪い事をした。会社に勤めるようになって、俺は真面目になろうとしたが、茂は職を転々としていた。だけど俺もまだまっとうな社会人にはなれなさそうだった。
中に入ってドアに鍵をかける。
夫であるハゲ眼鏡が帰ってくるのは夜だ。騒音のせいでいつ家にいるのか分かってしまう。
女の手を後ろに回し、結束バンドで両親指を縛る。床に転がしてバッグを探った。
免許証の名前は日高ますみ。
「ますみちゃんか」
「ますみちゃんってお前、ストライクゾーン広すぎだろ」
あのハゲ眼鏡が触っただろう女に勃起するか自信がなくて茂を呼んだのは正解だった。
「……え、どういう事?」
媚薬が切れたらしく、ますみがキョロキョロした。
「恨むなら、かかと歩きするお前の夫を恨めよ」
テーブルの上にあった布巾を取ってますみの口に詰め込む。その上からガムテープを貼る。
「んー、んー」
「さあて、お仕置きを始めようか」
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