騒音の代償 (Page 2)

 上の服をめくり、腹にハサミを当てるとますみがビクッと震えた。
「ほら、この冷たいの分かるだろ? 動くと切れちゃうかもしれないから、おとなしくしてろよ」
 動かなくなったのを確認して、服をハサミで切っていく。左右に開き、ブラジャーが露わになった。顔に似合わず花柄のピンクのブラジャーだった。
「けっこう可愛いブラつけてんじゃん」
 茂が興奮し始めている。

 俺はブラジャーと肌の間にハサミを入れた。
「はーい、フロントホック」
 ブチッとブラジャーの中央を切る。太っているからか、おっぱいは大きかった。
 茂が無遠慮に後ろから胸を掴んで揉みしだいた。
「うーっううーっ」
 男にグニグニ揉まれて形を変えるますみの乳房を、スマホで動画として撮る。

 直接触りたくないので、ビニール手袋をはめる。
 ローションをたらし、茂の片方の手をどけさせて乳首をつまんだ。ぎゅっときつくつまむと、ますみが苦痛のうめきを上げた。
「うぐうっ」
「きったねえあえぎ」
 罵倒して笑ってやると、ますみが涙を流した。いいざまだ。

 ツンと尖ってきた乳首をつまみ、ひねり上げたり撫でたりと強弱をつけて責める。指を離すと濡れて赤く尖っている先端がヒクヒク震えていた。
 指先でいじりながら教えてやる。
「騒音なんか出すから、こういう目に遭うんだよ」
「んんーっ」
 ますみがかぶりを振った。
「自分は出してないって? お前の夫は出してるだろ、共同責任だよ」

 茂が何か言いたそうに俺を見てくる。
 茂はキス魔だ。したくてたまらないんだろう。こんな女にキスしたい気持ちが俺には分からない。

 俺は溜め息をついてますみの口元のガムテープを一気に剥がした。
「いっ……うう……」
 ますみが痛みにうめく。だけどすぐに布巾を吐き出してわめき出した。
「あんたたち、こんなことして、ただですむと思ってるの。警察に通報してやるから! 逮捕されればいいんだわ! 誰か助けて!」

「茂」
「任せろ」
「誰か……んむっ」
 体勢を少しななめにして、後ろから茂がますみにキスした。くぐもった声が響き、逃れようとますみが暴れる。もちろん、男2人に押さえつけられていては逃げられない。

「痛っ! ……あー、噛んだか」
 茂が自分の唇を舐めた。残虐な笑みを浮かべている。
「駄目じゃん、おいたしたら」
「ひ、んっ!」
 茂に乳首をぎゅうっとつままれ、ますみが悲鳴を上げる。
「可哀想だろ、あんま強くしてやんなよ」
「よく言うぜ。ま、しつけだよ、しつけ」

 フレアスカートを脱がす。家だからか、ストッキングをつけていない。
「やめ……んうう」
 うるさい口は茂がふさいでくれた。
 下着を指で撫でると、少し湿っていた。

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