旅先の非日常姦 (Page 8)

 その時間切れをのんびりと待ってもいい。
 だが、昌也は時計の針を強引に進める選択を取る。

「中イキしろ、射精されなが中イキの味を覚えろッ」
 摘まんでいたシオリの乳首から手を放し、代わりに足を掴んで大きく開かせる。そして、子宮口にぴったりと鈴口を押し当てて昌也は射精した。

 人妻の子宮にたっぷりと自分の精子を流し込む背徳感。

 初めて昌也も味わう快感だ。一方で他人棒にたっぷりと膣内射精されたシオリは、びくびくと腰を震わせていた。明らかに達しているが、口を両手で塞いで絶頂の叫びを抑えたらしい。
 そのいじらしい抵抗に、昌也はシオリの夫への愛情がいかに深いかを知った気がする。とはいえ、だからといって手を抜くつもりもない。

「イけませんでしたか?」
「イって、イってないぃぃ」
 目の焦点も合わせられず快感の波に翻弄されているシオリを昌也は挿入状態を保ったまま、抱き上げた。
「ああぁ、やめてぇ、奥ぅグリグリしちゃだめ」
 まだ柔らかいままの男根だが、座位でシオリの腰を揺するようにして感じさせてやる。

「駄目ですか」
「だめぇ」
「じゃあ、こうしましょう」
 昌也は言うなり座位から自分だけ仰向けの体勢になる。
「自分で動いて、相手を気持ちよくしてください。シオリさんの下にいるのは、旦那さんだと思って」
「でも、これ以上、気持ち良くなったら浮気になっちゃう……」

「大丈夫ですよ。シオリさんは気持ち良くなっても、これは旦那さんのためなんです」
 快感に翻弄され、判断力を失っているシオリに昌也は免罪符を与えてやる。
「シオリさんが気持ちよくなれないと、きっと旦那さんも悲しみますよ。ほらっ、オ×ンコも悦んでる」

「ああっ!」
 下から突き上げると天を仰ぐようにシオリが喉を逸らして声を上げた。そして、再び昌也の方を向いた時、彼女の表情から迷いが消えていた。代わりに淫らな欲望がありありと美貌に浮かんでいたのである。

「これは、これはあなたのためだから」

 ぶつぶつとお題目を唱え、シオリが腰を振り始めた。騎乗位で自分が感じるポイントに肉棒をぐりぐりと押し付け、とろんとした表情で快感を貪る。円を描くように、時に前後にグラインドし、シオリは悦楽の沼へ嵌まっていく。

「暑い」
 遂には自らシャツを脱ぎ捨て、汗を散らしながら激しく腰を動かす始末。

 しかし、自分に跨って淫らな舞踏を繰り広げる美貌の人妻を仰向けに鑑賞しつつ、昌也は快楽に物足りなさを感じていた。
 媚肉は確かに心地良く昌也の男根を締め付けているが、それだけなのである。
 三度目の射精をするには、物足りない。

 昌也はがっちりとシオリの腰を掴み、下から突き上げた。自分では感じ過ぎてしまわないようにセーブしていたシオリだったが、問答無用の突き上げに快感の閾値を突破する。瞬く間に意識が悦楽に混濁し、夫のことが意識から薄れていった。

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