青い薔薇は拙い恋の夢を見る (Page 6)
唇を啄み、吐息を交換する。
「んぅっ」
もぞりと知花が腰を動かす。ズボン越しに勃起した京太郎の男根の動きを感じたのだ。足を開いて跨っている状態故に女陰で敏感に感じ取ってしまったのだろう。
「うぅっ」
微かに理性が抵抗する。だが、京太郎は鎌首を擡げた己の男根に従ことにする。ぐっと知花の括れた腰を掴み、前後にグラインドさせた。ズボンと下着があるにも関わらず、甘い快感が腰を這いまわる。
「やぁん」
僅かに腰を捩って知花が逃れようとした。だが、本当に嫌がっている風ではない。その証拠に彼女は上半身を倒し、すっかり京太郎に預けてしまっていた。
ずりずりと男根を擦りつけているだけで、自慰とは比べ物にならない快楽が易々と京太郎を射精まで導いてしまう。
「あ、やべ」
情けない声を出した時にはすでに遅い。彼は下着の中で精を吐き出してしまった。羞恥でかぁっと顔が熱くなる。そんな京太郎を見て、知花がくすりと笑みを零す。
ふい、と知花の身体が離れる。幻滅されたのだと、京太郎は胸の奥が重たくなる心地だ。しかし、彼女は不器用な手付きで彼のズボンと下着を脱がし、精液塗れになった男根を露出させる。むわっと精子特有の匂いが夜気に混じった。
「はふぁ」
一気に知花は肉棒を喉奥まで咥え込む。下品な音を立て、強烈に口で扱く。男根の先端が喉奥に触れているのが分かる。裏筋が舌で同時に刺激され、出したばかりだというのに再び強烈な射精欲が理性を塗布する。
「また、また出ますよ」
欲望に任せ、京太郎は知花の頭を掴み、喉奥まで飲み込ませた。その瞬間を狙って射精すると、喉を動かして彼女は彼の精を一滴残らず飲み下してしまう。
「お腹一杯になっちゃう」
肉棒から口を離し、知花が淫靡な顔で言う。それだけのことで再び京太郎の男根が硬度を取り戻す。その欲望に従い、京太郎は知花を砂浜の上に押し倒した。安物のパンツを剥ぎ取り、ショーツを毟り取った。丁寧に整えられた繁みの向こうに秘裂がある。物欲しそうにぱくぱくと口を開き、男を飲み込もうと待ち構えていた。
たっぷりと蜜を零すそこへ、京太郎は凶暴な獣と化して襲い掛かる。
「はっ、ふぅぅ、くあぁぁ」
先端がめり込み、ごりごりと肉壁を掻き分け、女性の最奥へと一目散に駆けた。
背を仰け反らせた知花のシャツをめくりあげ、ブラジャーをずらして乳房を露出させる。色付いた先端を京太郎は唇で扱き、さらに勃起させた。同時に腰を乱暴に叩きつけ、淫肉を打ち崩そうと躍起になる。
肉同士がぶつかる音に淫水が混じり、湿った音に変わった。
耳を犯すような淫らな音の連なりに知花が頬を紅潮させ、いやいやをする。それを見た京太郎は耳元に囁く。
「知花さん」
「ひゃあっ」
驚いて声を上げた知花は一層媚肉を蠢かせ、羞恥しながらも快楽を貪る。同時にそれは男を性の高みに導くものであった。
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