美人准教授、粘液吸盤責め (Page 2)

「ん……?」

 何だかぬるぬるする。
 不快な感触に、いずみは目を覚ました。

「……あらあら、大変……」

 水槽から逃げ出したタコたちが、体に貼り付いていた。
 まだ酔いが残ってぼんやりしているまま、タコを取ろうと胴体をつかむ。途端に腕に巻き付いてきて眉を潜めた。

 タコをはがそうと、道具を探して研究室の中を見渡す。と、飲み比べをしていたビールの缶が倒れているのに気付いた。だが、本来なら大量にこぼれているはずのビールがなくなっている。

「もしかして、タコがビールを飲んだのかしら。だとしたら、アルコールを摂取したことになる……」

 新種かもしれないタコがアルコールを摂取したらどうなるのか。
 研究者としての興味が気持ち悪さを上回った。

 すでにブラウスはタコの粘液でぐっしょり濡れている。
 タコの動きが見づらく、服の間に入られていると締めつけられて苦しい。いずみはスーツの上着を脱いだ。濡れて肌に貼り付いたブラウスやストッキングの上をタコが這い回る。

「力が強いわね……んっ、揉まれる……」

 豊かな双丘にタコが貼り付く。ブラウスとブラジャーの上からグニグニ形が変わるほど揉まれた。

「メスのタコと間違えてるのかしら?  それともアルコールの匂いに寄ってきたのかしら」

 別のタコがスカートの中に潜り込んできた。黒いストッキングに包まれた美脚を割って太股を這う。下着とストッキング越しに敏感な部分をいじられて、いずみは声をもらした。

「んっ……これじゃ見えないわね」

 いずみはスカートを脱ぎ、ブラウスのボタンを外した。

「あんっ」

 ブラジャーが押し上げられて胸が露わになる。乳首に巻き付かれ、グリグリこすられる。もう片方は腕の先で乳首の中心に突き立てるようにつつかれた。
 同時に、肉土手がはっきり浮かび上がるほど粘液を揉み込まれる。

 座っていられなくて、いずみは床に倒れ込んだ。

「あ……あ、ああ」

 肌に吸盤が吸いつき、はがれていく。さざ波のように快感が肌の上で流れていく。
 お尻に貼り付いていたタコが腕をうごめかせる。吸盤に引っ張られ、黒いストッキングが破れて穴が開いた。

「はうんっ」

 ストッキングの穴からタコの腕が潜り込んで下着の中に入る。クリトリスを吸盤がプチプチ刺激し、別の腕が浅瀬をくちゅくちゅ泳ぐ。

「タコなのに、どうして……こんなに上手なの……くうんっ」

 もだえるいずみには胸に2匹、股間に2匹、背中に1匹貼り付いている。
 背中に貼り付いているひときわ大きなタコに脇や首筋をくすぐられ、唇を撫でられた。

「あ……も、う……イキそ……っ」

 だが、股間のタコがスッと腕を離した。

「何……え、それは……」

 タコの足には交接腕と呼ばれる生殖用の腕がある。その腕が倍ほどに太く変化していた。交接腕が異様に太いタコは他にもいるが、このタコはいずみが初めて見る形をしていた。先がまるで人間の亀頭のように膨らんでいるのだ。

「こんな形は初めて……本当に新種なのね」

 つい、状況も忘れて観察する。
 その間に太く、ぬるついた腕が秘部に入り込んできた。

「ああんっ吸盤がぁっ」

 中の感じる所に吸盤が貼り付き、はがれるという感じたことのない刺激に、しずみは体をくねらせた。生殖用の太い腕を挿入しながら、他の腕で小さな突起をいじり、内股を揉んでいく。

 お尻にも太い腕が押し当てられ、いずみは焦って振り向いた。

「駄目よ、そこは違う……」

 手でつかむが、タコの体は滑って手の中をすり抜けていく。

「あああっやん……」

 アナルに入り込まれ、いずみは体を震わせた。

「やだもう……人間の男にも入れられたことないのに……」

 研究熱心なのも考えものだと反省するが、タコは待ってくれない。更に奥に入り、突き込んでいく。

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