美人准教授、粘液吸盤責め (Page 3)
「あふっ、あんっああっ」
両方の穴から快感を送り込まれる。
胸のタコも負けじと揉みまくり、乳首を執拗にこね回す。
「あああっ!」
力強く突き込まれ、イキながらタコの腕を中でキュウッと締め付ける。同時に膣内とアナルに中出しされ、胸にタコの精包がかけられた。
「ああ……」
タコたちが離れる。いずみの体はタコの粘液でぬめり、蛍光灯の光を反射して濡れ光っていた。
いずみがぼんやりしていると、背中のタコが前面へと移動してきた。
「ん、んんっ?」
腕の根本にある口を唇にすりつけられた。海の味が口の中に広がる。
「今のは……まさか、キス? タコが?」
戸惑っている間にタコが股間へ移動していく。
他のタコより太い交接腕に、いずみは手で股間を覆った。
「待って、イッたばかりで敏感だから……」
もちろんタコは待ってくれず、指のすきまからヌルリと入り込んできた。
「ああ、太いっ……あうう……」
いずみは黒髪を振り乱して官能にもだえた。
「くはっ、はううっあんっ」
吸盤がブチュブチュ吸いつき、他のタコが出した精包を掻き出していく。しとどに濡れた内股を味わうように腕が這い、お尻の穴にも入り込んできた。
「あひいっ、ああ、またっ」
他の腕を胸に伸ばし、乳首をつままれた。残りの腕でウエストを撫でてへそをいじる。
「ああっ、そんな奥までっ」
長い腕をみっちり根本まで入れられて、人間のモノでは不可能な繊細な動きで中を愛撫していく。他のタコが触れた所をすべて上書きしようとしているような動きに、いずみは思わずタコに訊いた。
「まさか、嫉妬しているの……?」
それともメスを独占しようという本能なのか。
タコと目が合う。無表情のはずなのに、そこには何かしらの感情があるように見えた。
読み取れないまま、犯す腕の動きは激しくなり、最奥を激しく突かれて、いずみは仰け反った。
「あ、あ、あ……あうっひあああんっ……!」
ドプドプッと最奥に大量に中出しされて、いずみは体を反らして絶頂を噛み締めた。
翌朝、いずみは困って床のタコを見下ろしていた。
「全滅しちゃったわね。どう説明しようかしら」
大抵のタコと同じように、このタコも交尾を終えたら生涯も終えるらしい。とはいえ、次の日に死ぬのは早い。興奮しすぎたのか、そういう種類なのか、アルコールのせいなのか。
今となってはもう分からない。
「この新種をまた獲ってきてくれるといいのだけれど。いくつかは解剖や標本にまわすとして」
いずみは頬に手を当ててつぶやいた。
「とりあえず今夜のお酒のおつまみは、たこわさかしらね」
(了)
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