遠隔ローターは愛液の匂い / 古着屋・久志の「出会い系」冒険④

・作

先の見えないコロナ禍、それでも性欲に減少の兆しは見えずに欲求は募るばかりの男女…。夫婦や決まった相手とのセーフ・セックスならまだしも、“行きずり”を好む性癖をもつムキは相手を探すのも大変だ。そんなある日、自営業を営む久志は「ディスタンス・プレイ」を望むメッセージを出会い系サイトで見かけた。疼く股間を抑えるために、久志がとった方法とは?

熟体でローターの試運転を!

午前の入出荷を終えた、平日の昼下がり。珍しく久志は事務所のソファーで昼寝もしないで、商品格納棚の並ぶスペースにいた。
そこは、久志が経営する古着のネット通販会社の事務所&倉庫。対面の接客で販売するわけではないので、業績はコロナ禍の中にあってもまぁまぁだったと言ってよかった。

大々的に大量販売するわけではなく、久志が特殊なルートで仕入れてきた“わけあり品”や“倒産品”(メーカーだけではなく、問屋や小売店舗も)、それに、以前からコネのある米国からの直輸入品を扱っているので、被害は最小に留められたのである。

自社のホームページで、商品を消毒しているプロセスを紹介したのも良かったらしい。
余談になるが、加えて画像に久志と古参パートの麗子嬢、たまにバイトにくる久志の甥のサブローの姿が業界内やご近所・親戚筋でウケたのも、久志は売り上げには関係なく嬉しかったのだった。

それまでは「何をやっているのか分からない」と蔑んでいた祖父母も「やっと久志も真人間になれた」と喜んでくれたのだった(爆)。

それはさておき、これから久志と麗子嬢がヤろうとしていたのは、そうした古着販売業務とは全くの関係はない。むしろ、休憩時間やヒマな時間に「よくやる」お遊びの延長であった。

このところの麗子嬢は、緊急事態宣言から続く飲み屋等の早終いのために「夜」を持て余した亭主のお相手で、レス状態からは脱出していたのだった。
それどころか、ひとり娘を出産して以来続いていた「夫婦間セックス」の欠如が完全に回復した程の回数の交接をこなしていたのである。

麗子嬢は久しぶりの亭主のチンコに感激して、マンコから愛液を滴り垂らせて迎え入れていたのだった。

「涼子(中2の長女)が生まれてから入れておいたリングが、やっとフル稼働して役に立っている感じ」

とばかりに、熟した体を開いていたのであった。

しかし、それも束の間。亭主は1週間もしたら妻の体に再び飽きがきたらしく、元のレス状態に戻ってしまったらしい。

「やっぱり、たまに抱いてくれる社長の方が優しいのかもね」

「『都合がいい』の間違いだろ(笑)」

そうして、どちらともなく午前便の仕事を終えて、外からは死角になっている倉庫の後方・奥にいるのだった。

いきなりの(ディスタンスのため)短いキスのあと、久志はいきなり麗子嬢のジーンズを膝まで降ろした。麗子嬢は、ブラウンの下着をマンコの立て筋に沿って既に濡らしていた。

「いきなり!?」

麗子嬢は訝しがったが、「そのままの挿入なんて、社長も溜まっているのね」と声に出さずに思い、自分でジーンズと同じ位置までパンティをずらして、指でワレメを開いて「チンコが入りやすいように」押し広げたのである。

ところが、

「今日は違うモノを挿れてみるから」

と、久志は自分のトートバッグからローターを取り出して、麗子嬢のマンコに捻じ込んだのだ。

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