就業時間内セックスで燃える! / 古着屋・久志の「出会い系」冒険② (Page 2)
「出会い系」で別の空気を
きのう、昼休み中に玩具になり、チンコを好きなようにさせてあげたために古参パートの麗子の機嫌はすこぶる良かった。
「今日は1~2時間だったら残業できますよ。梢に言ってありますから」。
セールや地元のイベントに出品する時以外は、残業をしない麗子だったが自分から申し出てきたのだった。
「今日は大丈夫。今週末に商品写真を入れ替えて、HPとモールで売り出しするから、今のうちに精気を養っておいてよ。梢ちゃんに梱包のバイトを頼むかも知れないしさ」
「じゃぁ、社長も撮影も終わった事ですし、ゆっくりと『出会い系』でもヤっていてくださいな」
と言って、ウインクして帰って行ったのだった。
通常業務の場合、入出荷でトラック便との時間の闘いとなる時以外は、久志はミステリを読んだり、Twitterやブログで店の宣伝をカキコしたりしては“くつろぐ”のを常にしていた。
その中でも特に熱心なのが「出会い系サイト」だ。
こうして久志は、就業時間内でも「出会い系」で遊べて、なおかつ昼間に時間を作れるので、主婦層や人妻・熟女にもウケが良かったのである。
その事を麗子はお見通しなので、先の発言になったというわけだ。
久志は麗子の言葉に甘えたわけではないが、夕方にひとりになった事務所でおもむろに出会い系を始めた。ログインしたのは、某有名老舗サイトだった。
久志は自分の掲示板に、
「明日から今週いっぱいは昼間にヒマしてます。どなたか、ランチ、昼ビールでもご一緒ください。もちろん、ゴチしますよ。って、当たり前か笑」
と、入れておいた。対象としては「既婚者可」「スグでなくても」「セフレ」「お食事でも」にクリックしておいたのだった。
この日は、これまでとして、久志は近所の居酒屋でエネルギーの補充に向かったのであった。
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