二股の行方 (Page 2)
「まずは……キスはどちらが上手かった? 上手かった方の色を唇に塗って」
青山に言われ、マリはしゃがんでパレットの絵の具を指に取った。
「こっちかしら」
小指で青の絵の具を下唇に塗る。
青山が勝ち誇った顔で赤尾を見た。
「じゃあ、胸はどっちが良かった?」
「そうね……こっちかしら」
手の平に赤の絵の具を取って胸に塗りたくる。
今度は赤尾が勝ち誇った顔になった。
「他の場所は? 塗っていってくれないか」
「そう言われても……中は優劣つけがたかったし……」
「それじゃ、感じさせた方が勝ちにしよう」
赤尾と青山が立ち上がって湯船から出た。服を脱ぎ、それぞれの色が出されたパレットを持つ。
「ひゃんっ」
背中を一撫でされて、マリは声を上げた。
振り向くと、赤尾が赤の絵の具をつけた筆を手にニヤリと笑った。
「気持ちいいか?」
「フライングだぞ」
「別にいいだろ」
「僕も遠慮しないからな」
「ひあっ」
青山が青の絵の具をつけた筆でマリの乳首を撫でた。
「赤より青がいいって分からせてあげないとな」
「あ、あ……ん、あ」
ぬるま湯を含んだ絵の具が肌に塗られていく。強い刺激ではなかったが、くすぐったいような、むずがゆいような感覚にマリの体が揺れる。
「んん……」
「気持ち良くなってきた?」
乳首を筆が撫でる。背中では赤尾が筆を走らせている。マリが感じて動くと、同じ所を何度も撫でられた。
「ふあんっああっ」
筆がスッと動き、乳首から脇腹を撫でておへそをつつく。太股や膝を撫でて足の指にも塗られていく。脇も撫でられて、くすぐったさに身をよじった。
「ああんっ」
青山は執拗に乳首を責めた。赤に彩られたおっぱいの中心で青に塗られた乳首が尖り立っている。
「すごく硬くなってる……」
「あ、ん……」
「こっちもだ」
赤尾がクリトリスをこしょこしょと撫でている。
「やあ、ああ……」
二人に絵の具を塗られていくうちに、マリは荒い息をついてフラフラと身体を揺らした。
「もう駄目、立ってられない……」
「ちょっと待って」
バスタオルが敷かれて、腰を下ろす。
後ろから青山が支えて、赤尾がマリの足を広げた。
筆をひっくり返して、柄の方をマリの秘所に押し付け、少しずつ挿入していく。
「ああっ……あう……」
イイ所をツンツン突かれて、マリは体をくねらせた。
「やあんっ……そこは、塗れないでしょう……?」
「そうか? でも掻き混ぜると……」
「ああっ」
「ほら、ラブジュースがあふれてきたぜ。いやらしい色だ」
愛液がとろりと絵の具の上を流れていく。
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