花をまとう女 (Page 2)

「あの、何を……」
「花を生けるんですよ」
 山城が答えた。
「まずは、準備しましょう」
 山城が荒縄を取り出した。手慣れた様子で百合を縛っていく。

「あうっ……」
 縄が股間に食い込み、百合が身じろぐ。
「これこれ、花器が動いてはいかんよ」
「はい……」

 やがて、後ろ手にした亀甲縛りが完成した。素人目で見ても完成度が高いのが分かる。
「花を生ける前に、胸を飾る実を育てましょう」
 山城が後ろから百合の乳首をつまんだ。
「あ、あ……」
 男の太い指が乳首をいじり、遠慮なく胸を揉む。こね回された乳首が赤く色づき、徐々に勃ってくる。

「花を生けるためには水分が必要です。皆様、手伝って頂けますか」
 貴文以外の5人が立ち上がった。百合の体に顔を近づけ、舌を出す。
「はあん、ああ……」
 男たちの舌が百合の体を這う。ねぶり回されて、白い裸体が妖しく光る。

「んんっ」
 乳首を噛まれたらしく、百合の肩がびくっと震えた。縄が食い込んでいるため、肝心な所は舐めてもらえず、体をくねらせる。だが、際どい部分を執拗に舐められて百合の息が次第に荒くなっていく。

「興奮してきているようですね」
 いつの間に近づいたのか、山城に耳元でささやかれて貴文は我に返った。正座したままだったが、股間は盛り上がっている。
「あんなものを見せられたら……」
「そうですね。しかし、これはまだ花器の準備段階。まだ花も生けていませんよ」
「花って……」
「さて、そろそろいいようですね。花を生けていきましょう」
 男たちが百合から離れた。

 山城が布団の上に百合を仰向けに寝かせた。縄を解き、新たな縄で縛り直す。あぐらを組んだような体勢で、横たわっているので陰部が丸見えだった。食い込んでいた縄も外されて、足の付け根に沿って陰部を強調するように両端に渡された。

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