奇妙な依頼 (Page 3)

 一つ一つ扉を開けて室内の様子を篤史は確認する。大きな家だが、それでも虱潰しに探せば、必ず目的の女性を発見できるだろうと踏んでいた。そして、そんな彼の目論見は正しかったらしい。家の中でも奥まった一室に女性が黙然とした様子で佇んでいるのに遭遇した。
 
 女性は見知らぬ男が突然現れたというのに、なんのリアクションもない。マネキンのように同じ方向を見ているばかりである。
 
「あのぉ」
 篤史が声をかけるが、やはり反応はない。
 事前の情報では、女性はこの家の中に一人だけらしいので間違えてはないだろう。とはいえ、あまりにも無反応だ。彫像めいて整った面立ちには生気がなく、本当に作りものではないかと疑ってしまう。
 
 しかし、微かに透けるほど薄い布の下で豊かな胸が動いている。
 
「超高性能なダッチワイフってことは、ないよな」
 そぉっと女性の腕に触れると温かい。人肌の温もりが確かに篤史の手に伝わっている。
 
 立ったまま篤史は女性の胸に触れた。ずっしり重量感がある大きな胸だ。乳房全体を掌で撫で、弾力と重量を楽しむ。全体を楽しんでから、篤史はおもむろに乳首を指先で探った。だが、それらしい突起の感触がない。さらに探ると女性の乳首が陥没して顔を隠しているのだと分かる。
 
 にやっと篤史は笑い、陥没している乳首の穴へと指を突っ込む。そして、ぐりぐりと乳頭刺激してやる。指を抜き、今度は薄布ごと口を使って陥没している乳首を吸い出す。
 
「っ――」
 女性が体を微かに硬直させる。
 顔を見ると紅潮し、すっかり息が荒くなっていた。
 
 篤史の中に奇妙な対抗心が芽生える。どうにかして、この女性に声を上げさせたい。乱れさせたいという気持ちだ。
 
 両手を使って乳房を体の中心部に寄せ、引っ張り出した左右の乳首を同時に篤史は甘噛みし、舌先で転がす。次第に乳首が硬度を増し、乳房の中からすっかり顔を出す。篤史の唾液で着ているものが透け、充血した乳首にいやらしく張り付いていた。
 
 脇の下に手を入れ、少し持ち上げるようにして篤史は女性を壁際まで移動させる。そして、壁の方を向かせ、尻を突き出させる格好を取らせた。女性は抵抗する様子もなく、従順にその体勢を保つ。
 
 女性が来ているものは下がスカート状になっているので、篤史はそれを一気に腰の上まで捲り上げる。下着の類は身に着けていない。愛液で濡れた性器が眼前に曝された。
 性器に口付ける。蕩けるような淫靡な匂いが頭を痺れさせた。
 
 愛液を舌先で掬い、膣口の辺りを刺激する。ぱくぱくと蠢いて肉穴が口を開けた。そこへさらに舌先を潜り込ませ、ざりとした内壁を味わう。
 
「……」
 声はないが、女性は篤史に向かって腰を押し付けてきた。
 彼は笑みを深くし、ズボンの前を開ける。怒張した男性器を取り出し、尻肉を軽く打ってやる。女性は物欲しそうに尻を振り出した。
 

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