恋の闇路 (Page 2)

六月某日 晴

「おはようございます」
「あ、おはようございます」
 明るくあいさつされて、小暮はおどおどしながらあいさつを返した。

 大槻育子は白いシャツにジーンズという格好だった。活動的な格好と明るい笑顔は朝によく似合っていた。
 育子は最近、夫と小学生の息子と共に近所に引っ越してきた人妻だ。

 むっちりした体型と愛敬のある顔は小暮の好みだったが、まさか毎晩のように強姦する夢を見るほどだとは思わなかった。毎朝、白濁液で汚れた下着を見てげんなりして、自分は犯罪者になるのではと恐怖するようになってきていた。だがその一方で、育子への好意はどんどん高まっていた。

「でも、しょせん夢だしな」
 自分に言い聞かせるようにつぶやく。
 三十五歳独身、彼女なしで溜まっているのかもしれない。風俗で発散すればもう夢は見ないかも、会社帰りに行くかと決めて小暮は歩き出した。

六月某日 雨

 歩いていた育子を小さな公園に連れ込んだ。
 あまり手入れされていないようで、草がぼうぼうに生えている。ペンキの剥げた鉄棒とブランコが雨に濡れていた。

 毎晩強姦されているのに夜に一人で出歩くとは襲ってくれと言っているようなものだ。
 地面に押し倒して、ベルトでブランコの支柱に両手首を拘束する。薄紫のワンピースが濡れて紫に変わった。

 ぐっしょり濡れたワンピースをめくる。白い下着をはぎ取って顔を近づけた。ムッとするような草いきれと雨の匂いの中、女の甘酸っぱい匂いが鼻をついた。舌で舐めると育子が悲鳴を上げたので、はぎ取った下着を口に押し込む。
 濡れて冷えている太ももを手で広げ、雨混じりの女の蜜を吸う。自身のモノは痛いくらいに勃起していた。

 ワンピースを胸元まで裂くと、育子がくぐもった声を上げた。
 薄いピンクのブラジャーだった。上下揃いの下着でない事に興奮しながらも、焦らずにゆっくりブラジャーを押し上げる。
 薄く血管の浮かび上がった、白くたわわな乳房がぶるんと揺れる。意外なほど濃い茶色の乳首を押しつぶすくらいの強さで揉みしだいた。とても柔らかい。いくら揉んでも飽きなかった。

 たまらなくなって、モノを取り出して挿入する。
 欲望のおもむくまま、腰を振って奥まで叩きつける。乳房を揉みながらモノを抜き差しして快感を高めていく。
育子がくぐもった悲鳴を上げた瞬間、最奥に吐き出して大きく息をついた。
 顔を上げると、ブランコがブラブラ揺れていた。

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