青春の残滓 (Page 2)
瞳は口を開けて、誠治の舌を招き入れた。
舌を絡め、水音を立てながら唇をむさぼり合う。息が荒くなり、体温が上がっていく。
服越しに胸を揉まれて、瞳は誠治を押して離れた。
「下に子供がいるから、これ以上は駄目」
「そうだな」
誠治があっさり引き下がった事に落胆する。期待で湿っていた下着が冷たくなっていく。
「子供達がいない場所なら、いいよな? 別の日に、会えないか?」
瞳は断れなかった。
学生時代の友達に会うからと、息子の面倒を頼むと、夫は快く引き受けてくれた。
最寄りの駅から3つ離れた駅で待ち合わせをした。
誠治の車に乗り込み、すぐにホテルに入る。
シャワーを浴びるのももどかしく、キスしながら服を脱いでいく。
瞳は普段はつけていない、上下揃いの下着をつけてきていた。
「下着は紫で揃えるの、変わってないな」
普段はべージュの下着が多くなったが、言う必要はない。
「ん……」
下着越しにいじられて、紫が濃くなっていく。
つきあっていた頃は、暇さえあればセックスしていた。どこがいいか、お互いに知り尽くしている。それこそ、夫よりも。
下着を下にずらされると、トロッと糸を引いた。
夫とはした事のない、シックスナインの体勢を取る。
「はふ……」
久しぶりの男の形を存分に舌で味わう。亀頭はエラが張っていて、これで奥をゴリゴリされるのが好きだった。先走りを誘うように尿道口を舌で刺激すると、お返しとばかりにクリトリスを舌で転がされた。
「んふう……んん」
同時に指でGスポットを撫でられて腰がくねる。そこを撫でられると、奥がうずいてくる。
「ねえ、中で……」
イカせて、と最後まで言わなくても察した誠治が離れてコンドームをつけた。バックで腰をつかんで挿入してくる。
「ああ……これ……」
Gスポット周辺を抜き差しし、たまらずに瞳があえぎ声を上げ始めると、奥まで入り込んで突き始める。
乳房を下からつかみ、乳首を埋め込もうとするかのように人差し指で弾かれる。
「あうっあんっ」
後ろから突かれながら、固く尖った乳首を弾かれるたびに中が締まって男を締め付ける。
ピッチが速くなってきて、そろそろだと動きを合わせる。
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