空似 (Page 4)
すっかりめくれ上がったスカートの下には、上等そうなレースのショーツが隠されていた。学生には似付かわしくないそれを食んで乱暴にずらし、鏑木の下は秘列を押し割る。むっと噎せ返るような牝の匂いが鼻先に広がり、舌先には発情した女の蜜を感じた。
秘列に姿を隠していた陰核を舌先で甚振り、女性の反応を楽しむ。
腰を浮かせ、愛液を滴らせる女性は、いやいやと首を振り乱している。
「あ、あぁぁっ、そこ、いい。気持ちいいの」
ひくついた膣へ指を挿入すると、女穴は貪欲に食らいつき、指を締め付けた。入り口付近のざらついた所を念入りに愛撫すると、腰を犬のように振って女性が昇り詰めていく。
ぷしゃっ、と音を立てて潮が撒き散らされ、ボンネットを濡らした。
指と舌で達した女性を起こし、鏑木は耳元に囁いた。
「次は俺の番だ」
先程受け取った鍵を使い、車のドアを開け、座席に腰を下ろした。普段と違うのは足を車外に出している点だ。
「分かるだろ?」
淫熱に潤んだ瞳で女性は頷き、鏑木の足元に跪いた。そして、彼が履いているズボンの前を開け、肉槍を取り出す。鏑木の肉棒はすでに赤黒く勃起しており、先端には我慢汁がてらてらと光っていた。
女性は躊躇うことなく、肉棒を口に含み頬をすぼめて扱き始める。唾液を潤滑油にして先端から根元まで唇、舌で丹念に愛撫した。さらに手で睾丸をくすぐるように刺激する。
「そこらでいい」
女性の口から男根を引き抜き、鏑木は立ち上がった。
ボンネットに手をつかせ、尻を突き出す格好にさせて一息に鏑木は肉槍を突き刺す。肉の壁を押しのけ、最も奥にある壁にぶつかったところで一旦動きを止めた。
形の良い尻の揉み心地を堪能し、膣奥まで貫かれた衝撃に背を反らした女性の片方の手で胸を鷲掴みにする。
「ああぁっ」
形が変わる程に力任せな彼の行為に女性が色に濡れた声を上げた。
「強いぐらいがいいのか」
胸からも、尻からも手を離し、鏑木は女性の腰をがっちりと拘束した。それから力任せに膣奥を肉の穂先で連打する。淫水が零れ、肉と肉がぶつかる音が薄闇の中で響く。
彼の頭の中には女を蹂躙する意思しかなく、性交を余人に覗かれるのではという社会的忌避感はすっかり消え失せていた。生殖の本能に近づいて性感を高め、女の肉を味わい尽くしていく。
肉棒を包み込む女陰の程よい締め付けと襞の絡みつきが、ずぶずぶと快感の沼へと彼を沈める。泥のような粘りつく性感が理性を穢し、麻痺させていった。女性の喘ぎ声が頭蓋の中で反響して思考が形になる前に崩してしまう。
「出して、私の中、いっぱい、出して」
せがまれ、鏑木は睾丸から突き上げてくる灼熱のような射精感に身を任せた。
「うっ、ぐっ、出る。出すっ」
肉の室がきゅうと収縮し、男根を逃がさぬとでも言うように締め付ける。さらに奥へ奥へと蠕動し、射精を促して一滴たりとも精液を零さぬように子宮口が鈴口を加えた。
レビューを書く