爛れた田舎の同居生活~息子の嫁と、熟女な妻は、元恋人?!~ (Page 4)

 夕食はいつものように三人でにぎやかに食べ、後片付けも終わり、さて風呂に入ろうとなった時、斉藤夫妻の二回目の舌戦が始まった。

 嫁を一人で入らせるか、それともどちらかが一緒に入るか。

 

 三人が一緒に、というのはさすがにこの母屋の風呂場でも無理だったからである。

 凄まじい舌戦が夫妻の間で繰り広げられたが、夫妻のどちらも風呂で自分に何かしたがっていると見抜いた嫁は、一人で最後に入ると宣言した。

 だが嫁の元恋人にして元保健医、そして義母でもある斉藤の妻が、

「呆れた子ね、一人暮らしならともかく、ここまでお腹大きくなってる妊婦にお風呂の掃除させる馬鹿がどこに居るのよ!滑って転んで腰打ったらどうするの!」

と嫁に説教をし、斉藤本人もそれに同意したので、結局嫁は二番風呂に一人で入ることになった。一番風呂は体に悪いからという理由でこうなったのだが、理由を聞いて嫁が嬉し涙をもう一度こぼしたのは言うまでもない。

 

 二番風呂が済んで嫁が脱衣場から出て行ってから、斉藤は風呂に入った。

 風呂掃除が自分の担当だったこともあるが、まず女二人が今どうしているか、妄想する時間が欲しかった。もちろん耳はダンボ状態。喘ぎ声やよがり声が聞けると期待していたのだが、何も聞こえて来ない。

 礼儀正しく(?)二人は自分を待っているのだろうか、と考えた斉藤は、浴槽につかりながら失望のため息をついた。

 普段は長風呂なのだが、もし二人が待っているならと、カラスの行水で済ますことにした。――それでも30分以上は浴槽につかっていたのだが。

 

 そして浴室の掃除を終えた後、自分で用意していた下着と寝間着に着替え、寝室と居間をへだてているふすまに耳を当てた。

 おかしい。何も聞こえない。

 せっかく女二人にしたのに、何もしていないのだろうか。自分の気遣いは無駄だったと失望しながら、斉藤はふすまを開け……寝室の様子を一目見るなり、仰天して座り込んだ。

 

 何も聞こえないはずである。

 女二人は、三枚の敷布団をくっつけて敷き、その上でシックスナインの状態でお互いの性器をなめ合っていた。

 そして敷布団の周りには、ナスだのキュウリだの、夫妻が若い頃に買った張型だの、斉藤が嫁に使う為にこっそり買っておいたコンドームだの電動ローターだのといった“オモチャ”が、ずらりと並べてあったのだ!

 

 斉藤はへたり込んでいるにも関わらず、めまいで倒れそうになった。

「おい、おい、二人とも……」

 かすれた声で呼びかけると、女二人はこちらを見て、あわてて斉藤のところにやってきた。

「どうしたのよ、あんなこと言っといて、これだけでへたり込むなんて……」

 呆れた声でいう妻に、斉藤は声を振り絞ってわめいた。

「そっちじゃない!風呂につかりながら喘ぎ声でも聞けると思っていたのに、全然聞こえないし……。おまけにこれは、部屋中にあるオモチャは何だ?わしらが若い頃の物まで、全部出してくるなんて……」

 

 抱きかかえてくれていた妻はすまして、

「生のレズプレイを見たいんじゃなかったの?」

「そりゃそうだが。しかしオモチャをこんなに使うのか?」

 斉藤の問いに、嫁は楽しそうに答えた。

「だってせっかくあんなこと言ってくださったのに、お義父様を驚かせないなんてつまらないでしょ?」

 そう言うと、へたり込んでいる斉藤を抱きかかえている妻に近付くと、いきなり後ろから手で愛撫を始めた。

 と、妻は抱きかかえていた斉藤を手から離してしまい、斉藤はドサリと床に倒れてしまった。

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