俺のために踊れ
治はある日、交通事故に遭う。車を運転していた志乃に、事故のことは黙っていてほしいと頼まれ、代わりに3ヵ月関係を持つことを要求し、好き勝手に犯していく。バレエ講師をしている志乃は美しく、治は美しいものを汚す喜びに目覚めていく。契約期間が終了する間近に、治は志乃から家の事情を聞いて、ある行動を起こす。
ガランとした部屋で、あえぎ声と水音が響く。
ついさっきまで小さな女の子たちがバレエを習っていたというのが嘘のように淫靡な空気が漂っていた。
布越しにいじられ続け、赤く充血している秘部はどろどろに濡れていた。
治は志乃の股間から指を離した。
バレエ講師をしているため、きっちりまとめた髪がほつれて後れ毛が出ている。白い肌を朱に染め、黒いレオタードを際立たせている。
股の部分の布をずらすと、控え目な陰毛が濡れ光り、その奥の割れ目が見え隠れしている。
「あまり……見ないで下さい……」
「契約。忘れたのか?」
治が言うと、志乃はあきらめたように視線を逸らした。
事の起こりは交通事故だった。
志乃が運転する車に接触されたのだ。といっても腕のねんざくらいの軽い事故だったが、警察に連絡すると言うと黙っていてほしいとすがりつかれた。
だがお金は用意できないと言うので、3ヵ月間抱かせろと言ったら承諾した。
「立てよ」
手を引いて起き上がらせ、壁際に設置されたポールをつかませる。
生徒達がつかまって練習するためのポールで、姿勢などを見るために壁が鏡張りになっている。
バックで貫くと、志乃がうめいた。
対格差によって、トゥシューズで爪先立ちになって治を受け入れている。
「うあっああっ」
「ちゃんと目を開けて見ろよ。夫じゃない男に犯されている自分の姿を」
「は、はい……はあんっ」
治は志乃の片足を持ち上げて、膝裏に腕を通した。バレエの講師をしているだけあって体が柔らかく、大きく開脚されて結合部が鏡に映った。
「丸見えだな」
「うう……」
白い足の付け根の奥で抜き差しされる赤黒い男根は、愛液と先走りで濡れてテラテラと光っている。片足だけで爪先立ちしているために太ももが震えている。
直前で男根を抜き、志乃の体に精液をかける。
黒いレオタードに白い精液が点々と散る。
その光景に、治は背筋がゾクゾクするのを感じた。
美しいものを汚す喜びに目覚めたのだ。
志乃がこの関係を心の底から嫌がっていないようなのも後押ししていた。激しく抱かれた後などは、満足しているような笑みを浮かべることがあった。
好き勝手に犯されても事故を隠したい理由と関係があるのかもしれなかったが、治には分からなかった。
急にハードボイルドで草
ゴルゴ13かと思った
うい さん 2022年5月24日