僕の初体験 (Page 2)

二人は全裸になり、ベッドで抱き合いました。
まず乳首を口で吸いましたが、力の加減が分からず、「痛い!」と言われてしまいました。

つぎは、いきなり股間に手をのばしアソコを触ろうとしました。
陰毛の間に、なにやら耳たぶのようなものがついているのが分かりましたが、それ以上は文字通りの手探りです。
男ばかりの三人兄弟で育った私は、アソコがどうなっているか全く無知でした。

指でまさぐるだけでは、らちが明きません。
彼女の身体の上から降りて、股間を覗こうとしました。
そのとき、いきり立っている私の逸物が彼女に見えたようです。

彼女は息をのみました。
「こんなに大きいものが入るわけない」と言うのです。
想像の倍はあると言うのです。

その言葉を聞いて、彼女も初めてのエッチであることが分りました。
それは嬉しいのですが、どうやって進めればよいか戸惑うばかりです。
とにかくコンドームをつけます。

再び彼女の上に覆いかぶさり、たぶんこのあたりと見当をつけてペニスを突き刺そうとしますが、うまくいく訳がありません。

女性器の構造が全く分かっていませんでした。
クリトリスは分かりました。
でも入口がどこか知りませんでした。

経験豊富な女性であれば、指でペニスを誘導してくれますが、初めての彼女に期待するのは酷です。
無我夢中で押し当てると、ペニスの先端がくぼみに潜ったようです。
ここだと思い、力いっぱい押し込もうとすると、またも「痛い!」と言われました。

付近をペニスの先端でまさぐっていると、なんということでしょう。
ペニスへの刺激が強すぎて、そのまま射精してしまいました。

それでも若さの特権です。
休む必要もなく硬度は回復し、再びチャレンジ開始しました。

彼女の腰下に枕を入れて、位置を高くするなど知りませんでした。
童貞そのものです。

そうしているうちに、自分の右手をペニスの先端にあてがい、膣口に導けばよいことが分ってきました。
膣口はクリトリスの少し下にあることも分かってきました。

ここが入口に違いないと思いペニスを進めると、ついに中に入りました。
一気に根元まで沈めると、彼女の「あぁぁ~」という声。

中の感触を楽しむ余裕などあるはずもなく、すぐ爆発です。

ついに女体を経験したのです。
この時のことは、今でもよく覚えています。

もう二度と経験できない青春の記憶です。
あの頃に戻りたいものです。

(了)

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