沈黙の休日を過ぎて特別な毎日へ

・作

私、永井静は天才ピアニストとして才能に溢れた日々を送っていました。でも、事故によって聴力を著しく失ってしまい、絶望のただ中に落とされてしまいます。自傷を繰り返していたある日、後輩の臼田寿昭――通称トシちゃんはそんな私を真剣に求め、トシちゃんに言われるがままに、私はハードな初体験をしてしまうのです。

 最速のピアニスト。

 異次元の演奏家。

 日本人初のショパンコンクール優勝を狙える女。

 ひと月前まで、私、永井静はそんな風に称えられていた。
 そう、あの忌まわしき事故が起こるまでは。
 
「…ず……め…………ぞ! ………か? ……る…?」

 目が覚めた時、私を心配する人たちがたくさん駆けつけていた。
 何か声を掛けられているのだが、よく聞こえない。
 それでも心配されているのはわかったから微笑み返す。

(ああ……、私は交通事故に巻き込まれたんでした)

 段々目が覚めてきたのか、私は自分が何故ベッドの上にいるのかようやく把握できた。

(あっ! 手は、私の手は?)

 次の瞬間、私が心配したのは、ピアノを弾くための手がちゃんと動くかどうかだった。
 天を掴むように掲げて、開いたり握ったりを繰り返す。
 
(うんっ、大丈夫! ちゃんと動いている)

 私は安堵の溜息をつくのだった。
 そこでようやく落ち着いて、ベッドの周りに視線を向ける。
 心配そうに私を見つめているピアノの先生や後輩達。
 特に、一番仲の良い後輩である臼田寿昭君――トシちゃん――は、とても落ち着かない様子だった。

「大丈夫、手は動きます。私はまだピアノが弾けます」
「……っ…。…く………な…………な。………も……ら……………は……」
「……静さん…………………です!」

 先生やトシちゃんが何か言っているようだが、相も変わらず聞こえなかった。
 ただトシちゃんが、「静さん」と言っているのは辛うじて聞こえたから、きっと私のことを言っているのだろう。
 
「ええ、私も早くピアノが弾きたいです。いつ、退院できるんですか?」

 私の言葉に、皆がキョトンとした顔をする。
 どうしたのだろう。
 何か変なことを言ったのだろうか。

「お…、し……、……き……だ……? ………か…で……………………だ…」

 やっぱり先生が何を言っているかわからない。
 にこにこと先生の方を向いていると、青い顔をしてトシちゃんが口を開く。

「し、ず、か、さん! わ、た、し、の、こ、え、が、………………?」
「ええ、聞こえるわよトシちゃん。でも後の方はよく分からなかったんだけど……」

 私の返事を聞いて皆が一様に困惑して顔を見合わせた。
 そして、何か確信を得たのだろう。
 ピアノの先生がトシちゃんと同じように、とても大きく、そしてゆっくりと私に話しかけてきた。

「このあとお医者さんに確認をとるが、……もしかしたら静、お前耳が聞こえなくなっているかもしれん……」

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