電車遊戯 (Page 2)
乗客が乗り込む勢いに合わせてみどりを車両の端まで追いやる。他の乗客から隠すように後ろにぴったり立った。
「会社と反対方向の景色は新鮮だけど、それだけね」
みどりがつまらなそうにつぶやく。
「これからですよ」
晃はおもむろにみどりのお尻に手を当てた。みどりの体が震え、わずかに振り向いて低い声で尋ねる。
「……どういうつもり?」
「こういうことをするつもりですよ」
スカートの裾をつかみ、一気に腰まで引き上げる。
「なっ」
「しーっ。騒いだら下着、見られちゃいますよ? 年甲斐もなく生足でいることも、期待して勝負下着をつけていることも見られてしまいますね」
「そんなっ……こと、ないわよ……」
勝負下着は当てずっぽうで言ったのだが、当たっていたらしい。期待していたのかとニンマリする。
他の乗客には見えていないはずだ。そのためにロングコートをわざわざ買ったのだから。
少し強めに指で股の間をこすっていく。
「ちょっと調子に乗らないで、あうんっ?」
指を突き立てると、意外に可愛い声がもれた。
「あ、ん、ゴホゴホッ」
みどりがあわてて咳払いでごまかした。
「そうそう、その調子ですよ。頑張って声を我慢して下さいね」
「あなたがこんなことをやめれば」
「刺激が欲しいんでしょう? 満員電車の中で誰にも気づかれずにいやらしいことをされてるなんて、すごく刺激的じゃありませんか?」
「嫌よ、こんな」
「あなたが欲しいんです」
みどりが黙った。
いきなり言われて戸惑っているらしい隙に服の裾から両手を突っ込んだ。ブラジャーを押し上げ、直接胸をつかむ。
「ひあんっあ、ゴホン」
両手からはみ出るほどの乳房は柔らかかった。しっとり吸いつくように手に馴染んでくる。
みどりが晃の手を外そうとしてくるが、服の上からなのでうまくいかない。乳首をつまんでコリコリこね回すと抵抗が弱くなってきた。
「くうん、あん」
「色っぽい声がもれてますよ。ほら、ななめ後ろにいるおじさん……気づきかけているみたいですね。あのおじさんの今夜のおかずにされちゃうかもしれませんね」
「やあん……ん……」
顔が見られないのは残念だった。鉄仮面がどういう表情をしているか気になったが、向かい合うのはさすがに不自然だった。
硬く勃ち上がってきた乳首を手の平に感じながら強弱をつけて揉みまくる。
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