ドライオーガズム、男だけが知る快楽の極み (Page 3)
よく聞くのは、何度試してもうまくいかないのであきらめていたが、1年振りに使ったら成功したとか、アナルに挿入したまま眠ってしまい、目覚めたとたん前立腺が感じ始めたという話です。
私は自宅で使うわけにはいきませんので、出張や旅行に持参し試していました。
そんなある日、奈良へ2泊3日の一人旅に出ました。
ホテルにチェックインして、観光はそっちのけでエネマグラを使いました。
この時は仕事ではなく観光のため、心身にゆとりがあったせいでしょうか、ついに成功したのです。
いつものとおりベッドに横たわり肛門に挿入すると、アナルからじわじわした掻痒感が湧いてきました。
身体全体が引き付けるような感覚に襲われ、おへそのあたりから暖かい感触が断続的にやってきました。
不思議なことに前立腺そのものが感じるのではなく、身体のあちこちのパーツが順番に痙攣するようでした。
そしてついに勃起したペニスから精液が吹き出ました。
これは射精ではなくペニスに溜まった精液が押し出されて外に出る現象です。射精ではありませんので醒めた感覚にならず、痙攣感は続いたままです。
そして第二波がやってきました。
腰の周囲に溜まった快感がいったん収縮したかと思うと、つぎの瞬間一気に外に吐き出される感覚でした。
思わず声が出て、喉からクーッという声を絞り出していました。このままどこまで続くのか恐ろしいほどでした。
どうしたらよいか分からず、そこまでで終了しました。
その後慣れるにつれて、エネマグラを使えばほぼ確実にドライオーガズムに達することが出来るようになりました。
しかし、今でも自分の意志で快感の波をコントロールすることはできません。それほど気持ちがよいのです。
女性がオーガズムに入った時の姿態に怖くなることがありますが、男性のドライオーガズムはそれ以上ではないでしょうか。
もっと性感豊かな30才台、40才台に体験したかったものです。
(了)
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