見られたら、こまる (Page 3)

「やだ…あ、そんな…んんっ」

「すぐ近くにいっぱい人がいるところで、アヘ顔晒して乳首気持ちよくなっちゃうんだ?」

「はぁっ…ぅぅ、や、だ…っ」

鈴香の喘ぎ声がほんの少し大きくなった。
口元を抑えていた手が外されて自制が効かなくなったのかもしれない。

「今店員さん入ってきたら、何してたかバレちゃうね?勃起乳首見られちゃうもんね?」

「ぁっ、あ、んんっ」

びくんびくんと鈴香が反応する度に、たぷたぷと乳房が揺れる。
それでも秀紀は捉えた乳首を逃さず、カリカリと擦る。

「イッちゃ…あ、だめ…どうしよ…あぁ」

羞恥心と、堪えようのない快感で頭が真っ白になった鈴香は秀紀の首に腕を回して抱きついた。

「あ、だめ、いくいくいくいくっ」

秀紀は鈴香の身体を抱きながら、指先で変わらず乳首を責め立てた。
秀紀の耳元で、小さく掠れた声で「いくいく」と言いながら、鈴香は絶頂した。

「っ、ぅ…あ…はぁ、すごい…」

がくがく痙攣する身体をぎゅっと抱きしめて、秀紀は鈴香を受け止めた。
こんな場所で絶頂しているという事実が普段より強い快感を鈴香に与え、鈴香は長くその余韻に震えていた。

「はぁ…ぁ、ん…ふぅ」

「イッたね」

「ん…ぅ」

まだ少し息が荒い鈴香の身体をそっと引き剥がして、秀紀は鈴香の髪を撫でた。
秀紀自身もこの状況に興奮し、先ほどからペニスは硬く勃起している。

「行こうか」

秀紀が促すと、鈴香は小さく頷いた。
この居酒屋は秀紀の家から歩いて数分の場所にあり、ここで少し遊んでから秀紀の家に行って本格的にセックスするという段取りを最初から決めていた。
2人とも想像していた以上に興奮し、鈴香に至っては絶頂までしてしまったので、予定より時間は早いが店を出ることにした。

「上着の前開けて」

個室を出る直前に秀紀に言われ、鈴香は目を潤ませた。
絶頂しても勃起がおさまらない乳首が強く主張する胸元を、ノーブラに薄手のニットだけの胸元を、露出して外を歩くのは想像するだけで恥ずかしかったが、しかしやはり激しく興奮もした。

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