無観客の裏側でレス主婦と火遊び (Page 3)

閑職な日々

その通販番組の収録に参加する何日か前。邦夫は所属する零細広告代理店「内々I&P」社内の自分が長を務める「第4制作課」の部屋で、リラックスを通り越して“くつろいで”いた。
何しろ、デザートブーツを脱いでソファーに体を横たえて、週刊誌を読み耽っていたのだから、まるで自室のようだ。
その眺めていた週刊誌の最新号は、夏のイベントで一緒に仕事をした「Xプロ」所属のコが、グラビアを飾っているというので、古参ジャーマネの酒井女史が贈ってくれたのであった。

ポストイットで印を付けたページには、手書きの便箋に「ウチのコです。何かあったら使ってやってください。それから、たまには私も「使ってヤって」くださいね」と、一文が添えられていた。

そのイベントは、閑古鳥が鳴いているビーチの「砂浜興し」にと、いろいろと催して盛り上げるモノだった。そこに酒井女史のところのグラドルの卵がビーチのオリジナルTシャツの売り子になって、賑やかしていくという趣向だったのだ。

そこで、邦夫の第4制作課からヘルプで駆り出された入社2年目の山崎がヘマをやらかして、ヤリ・デート中の邦夫が駆けつけて事を収めたのだった。その過程で、邦夫の会社が担当している部分を仕切っていた第3制作課の沢渡課長を、一本背負いで海に放り込んでいた。2020年、緊急事態宣言明けの夏の想い出である(笑)。

43歳の中年の体にムチ打ってトラブルを処理したご褒美というわけではないが、その晩に酒井女史の40歳とはいえ“使い込んではいない”体を頂いたのだった。
彼女は結婚も出産も未経験で、おまけに男女関係は地味目な仕事一筋の「キャリアOL」然としていた。その新品(サラ)に近い体で、

「くださいっ、マンマンにくださいっ」
と、悶えながら邦夫の肉棒を欲する姿には、大いにソソられたものだったのである。
この話しには、おまけとして邦夫と山崎には「厳重注意」と「減俸3カ月」という処遇が待っていたのだけれど…。

そうした処分も踏まえて、邦夫はリモートワーク主体の生活から「管理職」としてフォローにまわる、という名目のもとに留守番・電話番をしているのであった。
邦夫を会社へスカウトしてきた社長はともかく、もともと業界内では武闘派として通っていた邦夫には、ヘルプの声がかからずにいたからだ。こうなると、リモートワークと称して都内のシティホテルに泊まっては、デリヘル嬢のミユキにチンコを咥えさせては遊んでいた頃が懐かしい今日この頃だった。

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