馴染みのからだ (Page 3)
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女の身につけているものをスムーズに取り去るのは将吾の得意技で、不快感や違和感を与えず気づけば裸になっていた、という状態にすることができるので、将吾とセックスする女はいつも現実に戻る瞬間がなく行為に没頭する。
すっかり剥かれて裸になった杏奈は、ベッドに
座って背中を将吾に預けている。
将吾は杏奈の後ろから彼女の身体に腕を回しており、後ろから耳元で囁いた。
「つるつるもちもちじゃん、相当手入れしてる?」
「やだ…んんっ」
触り心地のいい柔肌を撫で回しながら、その手が乳房に到達すると、杏奈はぴくっと身体を震わせた。
「あぁっ…ん、ぅ…っ」
「久しぶりだからって、声とか抑えなくていいからな」
「んんっ…」
声はとうに甘い響きで身体にも力が入っていないが、あの頃のような激しい反応はまだ見られない。
「お前がどうされるのが好きか、ちゃんとわかってるから」
耳元から流れ込んでくる将吾の低い声は、まるで杏奈を操作するような力があった。
「はぁ…あ、そんな…」
後ろからゆっくり乳房を持ち上げ、ぷるぷると震わせて乳房の芯に振動を与えると、杏奈はたまらず脚をきゅっと閉じた。
「あぁん…だめ…あ、あ、あっ」
杏奈はくたっとして将吾の胸に背中を預けているが、将吾の指が乳輪をくるくる撫で始めると、背中をぴくぴくっと震わせて反応した。
「あぁっ、あ、いぃ…っ、しょうご…」
鼻に抜ける甘い声が、将吾の加虐心を煽る。
首筋に舌を這わせながら乳輪ごと捏ねるように優しく揉むと杏奈は息を荒げた。
真っ白な肌がほんのり桃色に染まっていく。
「だめ、あああっ、やだ…んんっ」
将吾の力加減は絶妙だ。物足りないほど優し過ぎることもなく、しかし痛みを感じるほど強く触ることはない。どちらかに振り切ってしまう男が多い中、将吾は適度に焦らしてピンポイントで強烈な快感を与える刺激をもたらしてくれる。
「あ、あぁ…っ、しょうご、それ、あ、すごい…っ」
優しい刺激で十分乳輪とその周りをほぐした挙句に、乳首を指先で弾くと、激しく反応した杏奈はぷしゅっと小さく潮を吹いた。
「はぁ、あ、はぁ…っ、んんっ」
がくがく震える杏奈の身体を左腕で抱きしめて、杏奈を逃げられないように少し力を込めた。
そして将吾は右手で、今度はピンポイントで乳首をふにふにと捏ね始めた。
「ぅぅっ、ふ、んんんっ、だめ、それ…あ、ああぁぁぁっ」
身を捩っても逃れられない強烈な快楽に、あっさり杏奈は上り詰めた。
「はぁ、あぁ…っ、ぅ、ふぅ…っ」
全身の肉をぶるぶる震わせて、杏奈は乳首での絶頂に酔いしれた。
杏奈の身体の強張りと震えから絶頂を見届けた将吾は、後ろから抱いたままの状態で杏奈の脚を広げた。
そして杏奈の脚を押さえつけるように自分の脚を絡めて、開いた脚が閉じないようにした。
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