熱に浮かされて (Page 2)

 やっぱり親子だからか、乳首の色がココア色なのは似ていた。
 乳首を舌先で転がすと、深く息を吐いて集中するように目を閉じる所も同じだった。
 そういう時、胸から顔を離してキスしたくなるのだが、さすがに義母にはできないと我慢した。代わりに下着を脱がせて中指を挿入する。中を探っていると、伸子が英司のパンツに手をかけた。
「あう……もったいぶってないで、英司さんも脱いで……」

 英司は体を離してパンツを脱いだ。
「あら」
 伸子がしげしげと英司のペニスを眺めた。

「長いのね」
 太さは人並みだが、長さでは負けないと自負してきた。
「もったいぶって見せるのを焦らすのも、よくするのかしら?」
「驚く顔が見たいもので」
「自信があるのね」
 伸子が含み笑いした。

「では、挿入します」
「どうぞ」
 英司はコンドームに包まれた肉棒を押し込んでいった。

 熱い、と思った。
 熱のせいなのか、中がとても熱い。

「ゴム越しでも、英司さんが高ぶっているのが分かるわね」
 伸子がうっとりと微笑んだ。
「熱いわ……」

 このままこすったら熱さで溶けてしまうのではと、英司は少し怖くなった。なんだか頭がくらくらして、とりとめのない事を考えてしまう。

「ふふ……娘が通った所を、あなたも通るなんてね」
 伸子が自分のお腹を撫でた。
「でも、あの子はもっと奥から出てきたのよ」
 英司は反射的に腰を動かして奥を突いた。

「あんっ」
 思いがけない可愛らしい声に、腰が止まらなくなる。
「んっんっ、やっぱり、長いわね。もう少しで届きそうよ」
 義父ではおそらく届かなかった所までは届いているはずだ。誰よりも奥まで入りたい、そう思うが愛する妻がそれを阻む。

 英司はひときわ強く押し込んで精を放った。
「ああっ……」
 伸子が感極まった声を上げる。
 ゴムに阻まれ、精も奥までは入れなかった。

「……あの、お義母さん」
「熱、下がったみたい」
 伸子がんーっと伸びをした。

「英司さんは大丈夫? 風邪、うつってない?」
「あ、はい」
「良かった」

 ベッドから立ち上がって、伸子がゆっくり服を身につけた。
「あの……」
「熱がある時ってね、酔っているような心持ちになるの。だから熱が下がったら酔いがさめるの。……これは見つからないように捨てておくわね」
 使用済みのコンドームを持ち、ドアを開けて伸子が振り向く。
「お昼を食べられなかったし、夕食は焼き肉にしましょうか」

 英司は自分の部屋に戻った。
 風邪はうつらなかったが、腹の奥ではまだ熱がくすぶっているようだった。

 今夜、妻の舞を抱く時、舞の中はあれほどに熱くなるだろうかと、英司はふと思った。

(了)

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