青い薔薇の観察者は幼い蕾を育てる (Page 4)
「ねえ、ご褒美、くれるんでしょ?」
「せめて事務所まで我慢できねぇか」
「無理」
そう言って鈴鹿は澤木の口を塞ぐ。彼女の唇は柔らかかったが、すっかり冷たくなっていた。
鈴鹿は口付けながら、澤木の首へ両腕を回す。熱心に彼の唇を吸い、舌を口内へと差し入れて味わう。
「キスをする時は目を閉じろ」
「どうして?」
「嘘がバレる」
「じゃあ、大丈夫。私は先生には本気だから。そっちこそ、本気になってよね」
ガキに熱を上げるわけないだろう、と内心で澤木はぼやいた。
自分の技術とコネクションを引き継がせ、暢気に隠居でもしようと思っていた澤木だったが、あてが外れてしまったようだ。気紛れで拾った小娘は、何がいいのか冴えない中年男にすっかり懐いている。
するすると慣れた手つきで鈴鹿は澤木の服を脱がせていく。こんなことばかり上達が早い。澤木は内心で溜息を吐いた。
手を取って自分の服の襟元に持っていき、鈴鹿は彼にも同じようにしろと促す。
丈夫で防寒性に優れたジャケットを澤木は丁寧に脱がした。露わになった首筋へ彼は軽く歯を立てる。
「ひゃん」
嬉しそうに鈴鹿は悲鳴を上げた。
黴筋を何度も甘噛みしつつ、澤木の手は鈴鹿の股間へと降りていった。前を緩めてズボンの中へ侵入して、女性の敏感な部分に武骨な手が触れる。濡れていた。ぬりとした感触を指先から、指の腹と広げて澤木は滑りをよくした。ぐりぐりと陰核を刺激してやると、鈴鹿が腰を引いて逃げようとする。それを許さず、澤木は彼女の腰を抱き寄せた。
「あぁぅ」
耳元で鈴鹿が喘ぐ。陰核を刺激する度にぴくぴくと素直に体を反応させた。
「んぁっ」
ぱくぱくと物欲しそうに口を開いていた膣へ澤木は指を挿入する。鈴鹿が気に入っている場所を丁寧に刺激してやると、面白いように蜜を分泌した。熱を増す膣内を澤木は多少強引にかき回す。ぎゅうぎゅうと指を締め付け、快楽を逃がすまいと鈴鹿の膣が収縮する。
「イッていいぞ」
「ふっ……! んぐぅ」
ぐったりと澤木の方にもたれかかって、鈴鹿は荒い息を吐く。体を小刻みに震わせ、絶頂の余韻に浸っている。
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