戯曲「オナホールと女と男」
オナホールをマンションの棚に隠していましたが、同棲中の女の子に見つかっていましました。女は、はじめて見るオナホールに興味深々で、穴に指を入れながら使い方を詮索します。やがて本物の女とオナホールはどちらがよいかという会話に。男の繊細さを女は理解できまいと思いながらも、オナホールの魅力を説明することになりました。さて、その結末は?
幕が開くと、舞台はマンションの一室。
外はまだ日が高い時刻です。
若い女が棚を整理しています。
中年男がソファーに寝そべり、退屈そうにテレビを見ています。
突如、女は不思議そうな声で男に話しかけました。
女「ねぇ、このダンボール箱に入った物なぁ~に?いやに重いわよ?」
男、女に目をやりながら無言。
女、ダンボールの箱を開けながら、「何が入っているの?包装紙に油がしみ出てるわよ。
すこし匂いもするみたい。これ油の匂いかしら?」
男、気にするように女を見ながら無言。
女、なかから包装紙にくるまれた物を取り出そうとします。
男「おい!勝手に取り出すなよ!触るんじゃないよ!」
女、動きを止めずに「うわぁ~!ずいぶん重いけど、なかの物はなんかプルンプルンしてるわ。」
女「なによこれ!?女性の下半身のおもちゃじゃないの!上半身はないし、脚もないし、腰の部分だけね。」
女「えぇ!?これ性器がついてるわ!アナルもあるじゃない!これ一体なによ?」
女、おもちゃの性器に指を入れて「イボイボがすごいわね。穴は捻じれてのたくってるわ。あぁ!ここタコの吸盤みたいに出っ張ってる。ちょうど女のGスポットのあたりね。」
女、男を睨みながら「これ何なの?」
男「オナホールだよ。何に使うか言わなくてもわかるだろ。」
女「オナホールって、こんなに大きくて重いの?」
男「いくつかタイプがあるんだよ。手軽なのはハンディタイプ。ペニスを挿入して、電動や手動で動かすやつさ。」
男「これは据え置きタイプでね。床などに置いて、性器やアナルに挿入して、腰を使って楽しめるわけさ。」
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