女社長の淫乱な欲望 (Page 6)

その後4度、修平は射精した。
そしてほんの数時間の間ではあるが、抱く度に桜子は淫乱になった。
あられもない姿で、卑猥な言葉を発しながら欲望を満たしていく桜子にはあらゆる男を惑わす妖艶な美しさがあった。

全てが終わって「お礼」と渡された封筒はその場で開けることこそできないもののしっかりと厚みと重みがあり、こんなにいい思いをしていいのかと修平は恐ろしくすらあった。

「今日と同じくらい出来るなら、またお願いしたいわ」

と桜子に言われたとき、修平は天にも昇る心地がしたが、ホテルを出て現実世界に戻ると、全てが嘘だったような気もした。

すっかり暗くなった街を歩いて帰りながら、疲れ果てた身体に流し込む酒をいつもより上等のものにしようと修平は決めた。
もう一度あの女とセックスできる日が本当に来ることを願って空を見上げると、不思議と笑みが溢れて自分自身も満足しきったのだと実感したのだった。

(了)

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