新婚温泉旅行 (Page 2)
はやる気持ちを抑えるように和彦がアクセルを踏み込む。少しでも早く宿に着いて、とにかく春奈と抱き合いたい。すると次の瞬間、春奈が和彦の左腕にそっと触れた。
「…ん?」
「かずくん、なんか急いでる?」
「いや、ははは」
誤魔化すように笑って春奈の手に自分の左手を絡ませると、応じるように手を繋ぎ、もぞもぞと春奈の指は和彦の手を撫でた。
「安全運転でね?お宿は逃げないんだから」
「ああ」
スピードをゆるめ、右手でハンドル操作をしながら、久しぶりに感じる春奈の柔らかい手の感触に神経が集中してゆく。
「でも…私もかずくんと同じ気持ちかも」
少し笑いながら言うと、春奈は手を繋いだまま指を器用に動かして和彦の手のひらや手の甲をすりすりと撫で続けた。
「え?それって…」
「早く、かずくんといちゃいちゃしたい…」
消え入りそうな小さい声で、春奈が言った。
そして絡ませていた指を外すと、和彦の太ももに手を置いた。そのまま手のひら全体をゆっくり動かして、和彦の太ももを上下に撫でる。
「っ…春奈、エロいって」
「ふふ、だって…」
たまらず和彦も、左手を春奈の太ももに伸ばした。
「んっ…」
膝丈のタイトめなスカートの生地は薄く柔らかいカットソーで、太もものむっちりとした感触が手のひらに伝わってくる。
久しぶりの柔らかい触り心地にうっとりし、和彦の手は止まらず太ももの柔肉を揉みしだく。
「かずくん…んっ、ねぇ」
「やばいって」
春奈がズボンの上からそっと股間に触れる。
「ちょっとだけ…ね?」
和彦のペニスは少し硬くなり始めていた。
触れられたことでさらに反応し、堪えていた気持ちが溢れてくる。
春奈の太ももを揉む手に力が入り、このまま運転し続けることは不可能だと判断した和彦は広めの路肩に車を停めた。
運転から解放された和彦は、もどかしげにシートベルトを外して春奈に向き合うと、かじりつくように口付けた。
「んんっ…ふ、ん…」
一瞬びくんとしたが、春奈はすぐに和彦の口付けを受け入れて口を開け、舌を絡ませた。
春奈の口内をぐちゅぐちゅと掻き回しながら、春奈のシートベルトも和彦は外して春奈の乳房に服の上から手を這わせた。
「んっ、はぁ…」
甘いため息をキスの合間に漏らした春奈も、負けじと和彦の腰に両手を当てて、指でくすぐるように撫でる。
「ふぅ、ん…」
くちゅくちゅと音を立ててキスを続けながら、2人は互いの身体を弄る。
春奈は仕事の忙しさが増してから深夜にものを食べることも増え、少し肉付きが良くなってきていた。
本人は嫌がっているが、もともと華奢で巨乳だったのに肉がついてどこもかしこも柔らかくなった身体は、その大きな乳房の重量感に釣り合いが取れているようで和彦は好きだった。
服の上からでもたっぷりとした重みを感じられる乳房に手を沈めるようにして揉みこむと、春奈の舌はそれに応じるように蠢いて和彦の口内全体を愛撫する。
和彦が春奈のスカートをたくし上げようとした瞬間、一足早く春奈の方が和彦のズボンのベルトに手をかけると、あっという間に外してズボンのボタンとジッパーを手早く開けた。
レビューを書く