添い寝リフレで、年下擬似彼女と甘々密着 (Page 6)
「あはっ、いいよおぉ」
男のことが分かってるみたいだった。
めいっぱい股を広げて、腰を浮かせて動きやすい体勢になる。
「おにーさん、大人なのにっ。必死な顔しててかわい」
ちゅううぅ、首筋を吸われる。
「あひいぃぃ、なか、ごりゅごりゅって、されてるのおぉぉ」
俺が犯しているというよりも、彼女の方に操作されてるみたいだった。
「はあ、はあっ……やべ、出そ……」
「んんぅっ!! いいよ、ぜんぶ、ぶつけてっ! あ、んへぇ、はっ、はっ」
根元から熱いのがせり上がってくるのを感じる。
と、同時にきゅう、きゅうと根元を締め付けられる。
お互いに口が開きっぱなしだ。
ずちゅずちゅずちゅ……!
「ぁひぃ、ぅ、んぉ、おにーさ、むり、いく、いくイく」
びゅうううううっ、どろどろの白濁液をぶちまけながら、残った力で最後に奥まで突き刺す。
ばちゅんっ!
「んぉ、ぉ、ぉおお……!」
びゅく、びゅくうううぅっ。
一瞬頭が真っ白になる。
溜まっていたものが全部外に吐き出されていく感覚。
「はー、はあぁぁ……」
長い射精だったが、ようやく治まった。
「へー、ぇ、ぁ」
肩を揺らして荒い呼吸を繰り返しているマナの顔が、赤い舌が。あまりにも艶っぽくてぞくりとする。
でももう、今は何も考えられない。
じんわりとした倦怠感に包まれながら、俺は目を瞑った――
その後は特に何も無かった。会計を済ませて、普通に店を出る。
添い寝どころかナマ中出し。しかもマナがタイマーをセットし忘れていたので1時間をゆうにオーバーしていたというのに。
彼女のあの感じからして、よくあることなのかもしれない。店側も知っていて黙認しているんじゃないだろうか。
などと適当な推察をしている内に自宅に着いた。
「ん?」
ズボンのポケットから財布を取り出すと、見知らぬ紙のカードが落ちた。
「ああ、名刺か」
マナの奴、普通に渡せばいいのになんでこっそり入れてるんだ。
表面には店の住所と電話番号。
裏には赤色のペンで手書きのメッセージが二行ほど。
「ダーリンへ。焼肉大好きな彼女が欲しかったら、ここに電話ちょーだい」
どんだけ焼肉好きなんだ。
「ふむ」
頤に手を当てて少しだけ、考え込む。
「たまにはいいかもな、焼肉」
俺はスマートフォンを取り出して、近くに良さそうな店がないか調べてみるのだった。
(了)
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