終電のカップル (Page 5)

「ん…っ」

互いに着ているものを脱がせ合いながら、何度も何度もキスをした。
2人とも交際経験はそこそこあったが、今夜は相手の服を脱がせることに手間取った。
緊張しているからかも、興奮し過ぎているからかもしれなかった。
しかしそのまどろっこしい間すらも、互いの欲望を極限まで高めるための焦らし効果をもたらしていた。

着ていたものをベッドの下に雑に放ってようやく下着だけの姿になると、2人は互いの素肌の感触を楽しむように抱き合った。

「んん」

莉子は直接触れられた素肌の感覚に、ぞわぞわとのぼってくる快感を覚えて思わず声を漏らした。
陽平は莉子の背に手を回してブラジャーを外し、あらわになった乳房に触れた。

「あぁっ…」

莉子は背を反らせてぴくんと反応する。
莉子の乳房は大きいわけではないがぷるんと弾力があって、触れると敏感に反応した。
すでに勃起した乳首の下から陽平は舌を這わせた。

「んんっ、だ、め…あぁっ」

頭をゆらゆらと振り、莉子はピクピクと反応する身体を抑えようとしているようだ。
感じやすい莉子の姿に普段と違う面を見て、陽平の興奮はどんどん高まる。

陽平は片方の乳首にしゃぶりつきながら、もう片方の乳首を指で捏ね始めた。

「あぁんっ、だめ…それ…やばっ…んんんっ」

全身をぴくんぴくんと軽く跳ねさせながら、恥ずかしそうに莉子は自分の腕で顔を覆った。
もともと敏感な方ではあったが、莉子は今日は特別感じやすくなっているような気がした。
友情を育んだ6年がまるごと、この日のための焦らしだったかのようだ。

そうしながら莉子は自然と脚を開いて、その間に陽平の身体がおさまっていた。
まだ下着をつけた状態であるものの陽平のペニスは硬く勃起しており、それを押し付けるように陽平は腰を動かした。
莉子も腰をくねらせて、下着越しに性器を擦り付け合うとお互いたまらない気持ちになっていく。

「んん…ねぇ、もう…あぁんっ」

下から腰を浮かせるように動かしてペニスに刺激を与えながら、莉子はねだるような声をだした。
乳首への愛撫で敏感に反応する莉子があまりにエロティックなので夢中になっていたが、陽平の方もペニスは限界まで勃起し快感を求めてぴくぴく動いている。

陽平は一度身体を起こしてまず自分の下着を脱ぐと、ぶるんとペニスが勢いよく飛び出した。
そして莉子のショーツも脱がせ、脚の間に改めて位置取った陽平はペニスの先端を割れ目に当てがった。

「あぁっ…ん、ようへい…」

莉子の声は期待でより甘く掠れる。
陽平は華奢な莉子の身体をひと突きに貫くようにペニスをずぶりと挿入した。

「んぁぁぁっ、あぁぁ…っ」

顎を上向かせ、莉子はのけぞって悲鳴のような声をあげた。
莉子の膣内は既にどろどろに濡れて熱く蠢いている。
小柄なためかわからないが、陽平は莉子の膣内を狭く感じた。
しかしキツい感じはなく、きゅうっとしまった肉質の適度な締め付けがペニスを擦り上げる感覚は他の女性では感じたことがない快感だった。

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