悪徳詐欺師 VS 激重フラれ女! ~ヤるのはどっちだ~ (Page 4)

「お客さん、最近彼氏に言われませんでした? ここのリンパに老廃物が溜まるとね、おっぱいが小さくなっちゃうんですよ」

「あっ……えと、彼氏とは、別れたばかりで……」

「なんと、おお。それはすみませんねェ。じゃ、早く次の彼氏見つけないとね、ええ。男はね、ええ、いくつになってもおっぱいが大好きだからね、はい」

困ったように眉を下げるエミに対し、今西は考える隙を与えないように適当なホラをまくし立てた。その間にも今西はエミの乳房に触り続けていた。背中から肉を引き寄せたり、ふもとから頂点まで撫でまわしたり……。オイルでテカテカになった乳房は見違えるような淫靡さだった。

「あっ……あぅっ、ん……! っ……、そこ、は……ぁっ!」

今西の太くて短い指がエミの乳首を摘まみ上げた。エミは身体をビクリと痙攣させ、涙目になりながら切ない表情で見上げた。

「ここにね、ええ、悪性老廃物を溜まってきたのでね、はい。たっぷり刺激してナカから出してあげるんですねェ」

「やんっ……! ちが、……じゃなく、てぇ……っ!」

エミは瞼を伏せて身をよじり始めた。今西は変わらぬ動作でエミの乳房を揉み続けていたが、内心は焦りを感じていた――。この女、まさかお香の効果が解けたのか!?さっきも深呼吸させるまで平静を保っていたようだしな……。薬への耐性が強いタイプなのかもしれない。さて、どうするか――。

今西が脳みそをフル回転させている頃、エミはある一大事に直面していた。今西に気がつかれないように腕を伸ばし、指先でチョンと触れる――溢れだした愛液が糸を引いているのを遠目で確認した。

――やだ、私、ものすごく濡れてる……! 今西さんにバレたらどうしよう……!?

……エミが直面した一大事とは、股間から沸き上がる熱――もとい、ムラムラしてきたことだった。彼女は社会人になって5年の間、元カレに文字通り全てを捧げてきた。お金、時間、そして……身体も。

元来、馬並みに性欲旺盛だった彼女は、付き合ってすぐに身体を重ね、次の日も重ね、彼が仕事帰りで疲れ切っている時も無理やり重ねた。エミがフラれた理由に「重い」が挙げられていたが、それは「ひたすら相手に尽くす」精神的な重さだけでなく、「ひたすら相手を求めてくる」肉体的な重さもあったのだ。

恋人と疎遠になってからは身体を重ねる日がなくなり、エミは毎晩布団の中でオナニーを続けていた。彼氏一筋の彼女には、彼氏以外の人間に身体を触れさせる事は絶対にあり得ない。

しかし、彼氏と別れ久々に男の手で触れられた挙句、どこかその手つきがいやらしい(とエミは思っているが、思いっきり触られている)となれば燃え上がってしまうのは必然だった。

「ん……くっ、ぅあっ……! あ、んぅ~……っ、い、いぃ……っ♡ っは、……うぁ……っ♡」

今西にバレないように極限まで腕を伸ばし、中指で突起物に触れた。つま先を伸ばしてみたり、腰を浮かせてみたりしても満足な快感は得られなかった。それどころか、半端な快楽を与えられてエミの性欲はさらにヒートアップするばかり……。

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