TSした生意気ちゃんが悪いおじさんに捕まって大敗北するお話
大学1年の夏休み。授業の単位を落とし、友達に非童貞マウントをとられ踏んだり蹴ったりだった俺は――朝起きると国宝レベルの美女になっていた!鏡前でのオナニーで不完全燃焼だった俺は、ノーブラノーパンで街へ繰り出して非童貞共を馬鹿にする予定だったのだが……。「『自分を男だと思い込んでる巨乳美女を快楽堕ちさせてみた』なんつってw」3人の悪いおじさんに捕まり、オスとしての尊厳を砕かれ性奴隷にされちゃった!?
夢のキャンパスライフ。
大学に入ったら――授業で隣に座った綺麗なお姉さんと仲良くなって、二人きりで勉強会をするうちに良い雰囲気になってセックスする。
人気のテニスサークルに入ったと思ったら――実は都内でも有数のヤリサーで、入部早々エッチなお姉さんに童貞を食われる。
単位を落としかけてヤバいと思ったら――美魔女系教授に呼び出されて、「単位をあげる代わりに私を抱きなさい」なんて迫られて精液が透明になるまで絞られる。
――なんて妄想は、入学して一か月に粉々に砕けた。勉強会(というかノートを写す)の相手はムサイ男友達だし、サークルにいる可愛い女の子はみんな彼氏持ちだし、単位を落とし呼び出された時は――「1年の癖に単位を落とす奴があるか!」とハゲデブ親父にひたすら怒られた。
そして現在も――。
「ギャハハハハ!マジで言ってんのお前!あんな簡単な授業落とすとか、マジ馬鹿すぎだろ!」
汚らしい唾をまき散らしながら俺の背中を叩いてくるのは、同級生のマサだ。夏休み二日目、「合コンで誰ともホテル行けなかったから仕返しだ」などと訳の分からない事を言いながら押しかけてきた。要は八つ当たりだ。
「飲んだくれに言われたくねーよ馬鹿!」
「はァぁあ?俺はぁ、どこぞの童貞と違って優秀なんでぇ、成績オール5でーっす!ウキャキャキャ!」
「ど、童貞って……何で知ってんだよ!」
名誉のために言っておくが、俺は中学高校時代を男子校で過ごした。だから女と絡む機会がなかったのだ。だからモテないとかそういう訳ではないはず……。
「え、お前マジで童貞なの?」
さっきまで上機嫌でビールを飲んでいたマサがドン引きした様子で俺を見つめていた。……う、嘘だろ……ブラフかよ!
「え、えと、今のは冗談で……」
「そうかぁ童貞なのか優斗は。だから童貞臭いんだなお前。童貞の匂いがプンプンするもんな。つか今どき童貞って……ククク」
「だから、違うって……つか童貞童貞うるせえな!」
テーブルを叩きながら爆笑し始めたマサをどつく。マサの缶ビールがその勢いで跳ねるように零れ、天文学的な数値の放射線を描き――俺の股間にひっかかった。それを見たマサが笑いすぎて過呼吸になった。
「お前、この年になってお漏らししてんじゃねーぞ!だから童貞なんだよ」
「どどど、童貞じゃねーし!そういうお前はどうなんだよ。マサだって童貞だろ!?」
「んぁあ?俺ぇ?俺はぁ……」
奴が涙を拭いながら起き上がったところで、電話の着信が鳴った。一気に真面目モードに入ったマサがスマホを見ると、奴はニヤリと笑ってスワイプした。
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