汚れた手で、得たものは
主人公の桔梗はやや童顔だが、40歳を過ぎても若かりし頃と変わらぬ美貌の持ち主だった。10代の頃から性風俗の業界で生きており、キャバクラをいくつも経営する夫と結婚後も風俗店に勤務している。そんな彼女が、女性向けのデートクラブに何気なく足を運んだ。そこで、指名した男は…。
登場人物
桔梗(ききょう) 41歳 風俗嬢 若い頃から美貌が変わらない やや童顔
愛斗(まなと) 20歳 女性向けデートクラブに勤務する男
色とりどりのネオンが輝く街を、幾度となく歩き続けていた。
18歳の頃、初めて風俗の世界に足を踏み入れた時から。
私の世界のすべては、真昼の太陽ではなく夜の人工的なライトだった。夜の街にはどう見ても善人とは思えない人間が、優しさの仮面を被って言葉たくみに擦り寄ってくる。
それらを利用し、時には利用され、気がつけば41歳になっていた。
その日、職場の風俗店に向かって歩いていた時、女性向けデートクラブを宣伝するポケットティッシュを配られた。
別に、欲求不満なわけじゃない。
ただの興味本位で、気がつけば電話していた。
予約を入れた日、約束通りの時間に相手の男はホテルにやってきた。
私が微笑んで「よろしく」と言うと、男はまだあどけない笑顔を浮かべて挨拶した。
「初めまして。愛斗(まなと)といいます。よろしくお願いいたします」
礼儀正しく挨拶した後、私たちはシャワーを浴びてベッドに寝転んだ。
愛斗は「リラックスしてください」と言い、私の乳首に優しく吸い付く。張りのあるバストには自信があった。
いつもは誰かに奉仕するだけのセックスなので、今日は自分のために、思い切り快楽を楽しもうと思った。
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