雨の喫茶店 (Page 4)
ショーツは既に湿っており、彼女がいま激しく興奮しながらも堪えようと葛藤していることをよく表していた。
このまま客が来ることもないならいっそ店を閉めて思い切り行為に及びたいと裕司は少し思ったが、このハラハラする感じが互いの興奮をより高めていくと思って、自分もまた興奮しながら愛撫を深めてしまう。
「あっ、あぁ…だめ、あぁっ」
割れ目全体を数回撫でてから、クリトリスをショーツ越しに爪先で軽く擦ると、堪えきれず礼奈の身体はびくんと跳ねた。
「んぁぁっ、あっ…やばい、だめ、店長こんなの…っ」
俯いてふるふると頭を横に振って、礼奈は限界が近いことを知らせた。
布越しの愛撫だけでここまで激しく反応したことはない。
それだけこのシチュエーションが礼奈を興奮させていた。
ショーツ越しでも、クリトリスがぷっくりと膨れているのがわかる。
そして裕司がショーツの中に手を侵入させると、そこは驚くほどに濡れていた。
とろとろの愛液がどんどん溢れだし、指はするりと滑って割れ目に飲み込まれそうになる。
「んんっ、あぁん…」
恥ずかしさと、待ちかねていた刺激が与えられた悦びとでやや高い声を上げた礼奈が愛おしくて、裕司は誘い込まれるままに膣内に指を侵入させた。
「あぁぁ…あ、ほんとに、だめ…んんんっ」
「昼間の職場でこんなにぬるぬるにして…」
「い、言わないで…っ、あぁん」
「気持ちよくなっちゃった?恥ずかしいね?」
耳元に口を寄せて、息を吹きかけるように囁くと、礼奈は背を反らせてどばっと愛液をまた溢れさせた。
「ぅうっ…ん、あぁぁ…だって…っ」
指を滑らせる形で数回抜き差しして、とろとろの愛液をクリトリスに塗って優しく捏ねると、もう堪えきれないのか喘ぎ声が本格的なものに変わってくる。
「あぁっ…あぁだめ、気持ちよくなっちゃう…だめ、あぁぁん」
これくらい感じていたら、このまま指をまた膣内に挿入してGスポットを刺激すればすぐに礼奈は絶頂するだろうことがわかった。
礼奈はGスポットが弱く、しっかり準備ができていれば軽く何度も連続で絶頂できる。
「あぁん、こんなの…っ、あぁいぃ、イッちゃう…んん」
自分もギリギリまで興奮していた裕司が、このまま一度絶頂させてやろうと指を再び膣内ににゅるっと挿入したその時、
カランカラン、とドアベルが鳴り響いて1人の客が入ってきた。
「っ…いらっしゃいませ」
入口から、カウンターの中の様子はもちろん伺えない。
その男性客は特に不審がる様子もなく、店内に入ってきた。
「いいですか?」
「ええ、もちろんです」
すきです…
ゆ。 さん 2022年10月17日