兄嫁の本性 (Page 7)

 
「うげぇっ、おごぅ、うぶふぅ」
「おぉおぉ、ヤベエ顔になってるな義姉さん」
「ああ、でも喉の感触は結構いいね」
「すぐ壊すなよ? 俺だって使いたいからな」
「大丈夫。帆乃美はこれぐらいじゃ壊れないよ」
「そういって前の女は二日で壊したじゃねぇかよ」
「ははは。今度は気を付けるよ。ああ、そろそろ出る」

 手足をばたつかせるが、一片の容赦もなく博信は帆乃美の食道へ向かって射精した。尋常ではない量を吐精し、陸で帆乃美は溺れかける。
 
 ゆっくりと硬度を失わない性器を妻の口から引きずり出し、博信は溜息をついた。
 
「ああ、久々に思い切り射精したよ」
「ケツも解したし、一緒に楽しむか、兄貴」
「久しぶりだなぁ、兄弟で楽しむのは」

 半ば意識を手放している帆乃美の着ているものを剥ぎ取り、兄弟はそれぞれの性器を女の穴に宛がった。
 兄は生殖器へ。
 弟は肛門へ。
 
「ひぃぃぃっ」

 同時に剛直を二穴に挿入され、強制的に覚醒させられた帆乃美が絶叫する。
 
 二本の肉棒が膣肉と腸壁を抉った。人口の器具とは違う、人体ならではの柔軟さでもって痛みではなく、強烈な性的快楽を大量に生み出す。二穴で同時に発生する悦楽が一挙に背骨を駆け上がり、脳髄を溺れさせた。
 
 許容量を超えた快楽に意識が飛び、次の一突きで強制的に目覚めさせられる。
 
「お、おおお、おほぁ、いひん、いぎぃ、いぐ、すぐいくぅっ」

 潮と腸液で股座をびしょ濡れにして、帆乃美は意味をなさない声ばかり挙げて、快楽の荒波に翻弄され続けた。
 
 収縮する膣肉と尻肉が男根を限界まで締め上げる。何度も絶頂の痙攣が兄弟の凶暴な雄棒を射精させようとするが、二人にとってそれでは軽い愛撫程度にしかならない。
 
「もっと絞めてよ、帆乃美」

 そう言って博信が首に手をかけた。すると帆乃美の息が詰まって全身が硬直する。その硬直は膣や臀部の筋肉にも及んだ。
 
「ああ、いいよ、帆乃美。やっと僕達は本当の意味で繋がれたんだ」
「ケツもいい感じだ。しっかり絞めろ、糞を垂れ流すようになっても知らねぇぞ」

 遮二無二に兄弟は腰を振り、間に挟まれた女体が淫らな肉音を響かせて震える。
 
「おおっ、出すぞ。ケツ穴犯されて喜ぶ変態女にご褒美だ」
「ああ、僕の精子で孕んで、帆乃美」

 同時に射精され、一際大きく帆乃美の体が痙攣した。そして完全に意識を手放したらしい帆乃美の体ががっくりと崩れ落ち、博信に寄りかかる。
 
「マジで頑丈だな、この女」
「僕の目に狂いはなかったよ。帆乃美と一緒にいられて、僕は幸せ者だ」
「兄貴、夫婦の問題にもう巻き込まないでくれよ」
「それはどうかな」
「おい」
「だって、また二人に犯されたいって言うかもしれないよ」

 妻の髪を優しく撫で、普段見せていた夫の顔に戻った博信が笑う。
 
「兄貴はいいのかよ」
「僕は帆乃美が望むなら、大歓迎だよ」
「マジでゲテモノ夫婦だな」

 やれやれ、と博隆は溜息をつくのだった。

(了)

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