亜沙美・ある雨の日曜日

・作

ある雨の日曜日、僕はピンク色の花柄の傘を差した若い女性を見かけた。あれは亜沙美だ。学生時代に愛し合っていた・・・。少し大人びていたが、あの横顔、黒い髪も、確かに亜沙美だ・・・

 ある雨の日曜日。僕は暇を持て余し、喫茶店に向けて歩いていた。と、通りの反対側の歩道に、ピンクの花柄の傘を差した女性が、誰かと待ち合わせをしているのを見かけた。

 あれは・・・亜沙美だ。間違いない。あのピンクの傘も、あの頃と一緒だ。あの頃より少し大人びた横顔、そしてあの頃と同じ黒の長い髪・・・。
 一瞬目が合ったような気もしたが、亜沙美は僕に気づいていなかったのだろうか?・・・
 今から5年前、確かに僕たちは愛し合っていたのだが・・・

*****

「あっ!あっ!あぁん!」

 僕は亜沙美を抱いていた。亜沙美は僕と同じゼミの後輩だった。

 僕が大学4年生、亜沙美は3年生。秋の気配も見えてきた頃のこと。

「レポートを一緒にしましょう!」

と、亜沙美が僕の下宿を訪ねてきたのだ。もちろん、最初は真面目にレポートに取り組んでいた。テーブルに様々な参考文献を広げ、スマホではネット検索をし、パソコンのキーボードに向かって、二人でああだこうだ言いながらレポートを書いていた。

 部屋にはクーラーを入れていたが、そこは貧乏学生のやること、温度設定はなるべく高くし、二人とも上半身はタンクトップでレポートを書いていた。
 ふと、亜沙美の胸の谷間に汗が流れていくのが目に入った。その艶かしさに、僕は思わず見とれてしまった。

「先輩!先輩!宮川さん!!」

 僕はハッ!とした。目の前には、頬を膨らました亜沙美が、僕を睨み付けていた。

「もう、先輩ったら、どこ見てるんですか!」

「え?あっ?やっ!いやっ!?」

「男の人ったら、これだから・・・」

 亜沙美は膨らました頬をますます膨らまして、タンクトップの胸元を隠した。

「すまん、本能には勝てなくて・・・」

 亜沙美はやれやれという顔をして、僕らは再びレポートに取り組んだ。

 

 しかし、僕はどうしても亜沙美の胸が気になる。気づかれないようにそっと胸元を覗き込むと、亜沙美の浮きブラ乳首が見えた。

「!!!」

 僕の股間は一瞬で熱くなった。そして、僕は何を思ったか、

「亜沙美!ごめん!やろう!しようよ!!」

と言った。
 亜沙美は一瞬目を伏せ、そしてため息をつきながら、

「もう、宮川さんったら・・・仕方ないわね・・・」

 そう言うと、どちらからともなく唇を重ね合った。

*****

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