爆乳人妻の忘れ方

・作

 うう、眩しい。深夜明けのバイト帰りの俺には、この朝日は刺激が強すぎる。

「あら?桂馬くん?おはよー!」

 挨拶と共に爆乳が上下に揺れながら駆け寄ってくる。
 
「…おはようございます。莉奈さん。」

「久しぶり!朝早くから実家にいるなんて…今一人暮らししてるんでしょ?。」

 そう言って、少しウエーブのかかったショートヘアをかき上げるこの人は、俺の実家の隣に住んでいる莉奈(りな)さん。
 他愛のない会話の間にも莉奈さんの爆乳は、常にその存在感を放っている。E?F?もっと大きいかも。
 俺より少し背の低い莉奈さんだと上から覗き込むだけで、ワイシャツの隙間から中が見えてしまうかも知れない。
 
「ん?どこ見て……あ!」

 胸元を隠す莉奈さん。しまった!欲望が先走りすぎた。
 
「み、見えてないですよ?」

「ウソ!人のおっぱいしっかりと見たでしょ!桂馬くんのウソはすぐにわかるんだから。学生だからってタダ見はダメだよ!」

 莉奈さんの爆乳を見るなっていう方が、無理だよなあ。

「…ごめんなさい……覗いてました。お金は勘弁してください。」

 俺は、素直に謝ることにした。

「あはは、冗談だよ?桂馬くん。」

 怒っていると思ったら、すぐにいたずらっぽく笑う莉奈さん。可愛い…見た目もスタイルも、俺と十歳近く年が離れているなんてとても思えない。
 
「桂馬くん。またエッチな顔してる…。」

 う、見透かされた。
 
「……でも若いうちはそれくらい元気があったほうが私は好きだぞ。」

 ああ、莉奈さん!俺も会った時からずっと好きです!!
 
「なーんて、おばさんに言われてもうれしくないよね。あ…今日から旦那が出張なんだ!見送りしないと。またね。桂馬くん!」

 そう言って、莉奈さんは旦那の待つ家に帰っていった。

「あ…また…今度。」

 俺は莉奈さんが好きだ。けど彼女は、誰にでも好かれる近所でも評判の爆乳美人妻なのだ。……好きって気持ちを確認するたびに、人妻という壁が俺の前にそびえ立つ……。

公開日:

感想・レビュー

1件

爆乳人妻の忘れ方 へのコメント一覧

  • 爆乳人妻の忘れ方

    忘れ方じゃなくて、接し方のほうがいいんじゃないの。

    官能小説パープルノベル さん 2023年2月2日

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