沈黙の休日を過ぎて特別な毎日へ (Page 5)

「どこでこんなこと憶えてきたの……」
「えっと、私の初めては十歳の時のピアノの先生でしたね」
「はっ?」

 私のぼやきにトシちゃんは事も無げにそう言った。
 トシちゃんのピアノの先生は良く知っている。
 とても格好いい、いかにも大人の女性という感じのクールな人だったはずだ。
 その人とキスを?

「もちろんキスだけではありませんよ。一通りのことを仕込まれました」

 少しだけ遠い目をしながらトシちゃんは私の股間を弄りながら言葉を続けた。

「精通してすぐの頃でしたね。流石に二十近い年の差だったんで怖かったです」

 思いもよらない告白に、私は何も言えなかった。
 もちろん、絶え間ない快感のせいもあったのだけど。

「本当は静さんで童貞を捨てられたら良かったんですけど……。でも、今、静さんをこうして気持ちよくできているのも先生のおかげなのは間違いないですから」

 先ほど絶頂を迎えたはずだというのに、私の体は再びトシちゃんの指により、気持ちよくさせられていた。
 股間はとっくに大洪水で、どこにこんなに隠れていたのかというくらい、愛液が次から次に湧いてきていた。

「これだけ準備ができていれば大丈夫でしょう」

 そう言うと、トシちゃんは自分のペニスを私に見せつけてくる。
 授業で習ったものと異なり、たくましいバナナのような肉の棒は浅黒い。
 トシちゃんは私の下腹部を撫でるように沿わせると、股間へとペニスの先端を押し当てる。

「ちょうどこのあたりまで届くんですよ。……初めてですよね、力を抜いてください」

 トシちゃんが初めて少しだけ弱々しい声で尋ねた。
 私はこくこくと頷く。
 その反応にパァッと表情を明るくさせながら、トシちゃんは嬉しそうに私の中に初めて侵入する男となった。

「ひぎぃっ! ふぁっ! あぁんっ! あぁぁんっ!」
「静さんの膣内……っ、濡れていて、とっても熱いですよ」

 トシちゃんがしっかりほぐしたせいだろうか、私の扉は簡単にトシちゃんの肉の鍵を受け入れてしまった。
 それでも異物感はかなりあったし、彼の方も狭い私の道を通っていくことで、快感を堪えているのか、小さく快感の声が漏れていた。

「静さんの処女膜が私のペニスに巻き付いて、今にも出てしまいそうですよ」
「ひっ! んっ、あっあぁっんっ! あーっあっあっ!」
「もう痛くはなさそうですね。突くたびに奥からジワジワ汁が溢れていますし」

 トシちゃんが私の状況を説明してくれるのだが、まったく声が届かないほど快感の虜になっていた。
 一打ちごとに声が零れ、大きくなる。
 もう何も考えられず、ただトシちゃんの腰の動きに合わせて、自然と私の腰も動き始めていた。
 トシちゃんのペニスの先端が、私の体の奥に当たってゴンゴンと中から揺らしている。

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