だから、もっとしたい (Page 4)
「ちゃんと教えて?自分でしてるとすぐイクの?」
「いや、あぁんっ…あぁ、あ、そこ…んんっ」
薫は雅人の言葉がきちんと聞こえていたが、気持ちよさに集中したい気持ちと答える恥ずかしさが相まって喘ぎ声しか出せなかった。
「ここ?ねぇ、ここ?」
雅人は少しずつ角度を変えながら、しかし核心には触れないように重ねた手を動かした。
薫の手は自分で動こうとしないが、焦れているのはわかった。
「あ、ああっ…だめ、あ、まさと…」
自分でいじってイクところを見られるのが恥ずかしいのだとわかるが、雅人はそれが見たかった。
「あぁっ、イッちゃう、そこ…あぁんっ、いく、あぁイッちゃう…あ、あ、あっ」
腰をくねらせ、刺激を求めて震える薫を見て、ここだという瞬間に雅人は手を離した。
「…っ、え、あ…っ」
雅人が声をかける直前も、まさに絶頂しようという瞬間だった。
そして今、また急に刺激を止められた薫は、2度目の寸止めにほとんど涙目だった。
「自分でして、イクとこ見せて」
「いじわる…しないで…お願いぃっ」
腰を震わせ、激しくくねらせながら、ねだるように薫は雅人を見た。
しかし雅人は手を貸そうとしなかった。
とうに限界のクリトリスは、絶頂への一押しを求めている。
「薫の1番恥ずかしいとこ見せてよ」
「あぁ、いや、いやぁ…っ」
「自分でクリいじってイケたらさ、すぐ挿れて奥めちゃくちゃに突くね?ほら、俺ももう限界」
雅人は薫の耳元でそう言って、薫の手を自分のペニスに誘導した。
自分でも、箍が外れているのがわかった。
実際交際相手にこんなことを言ったことはない。
そして硬く強く勃起したペニスを撫でた瞬間、薫もストッパーが外れた。
「あ、あ、あぁぁっ」
薫は自分のクリトリスを中指と薬指で撫で回した。
圧迫するようにこりこりと捏ねると、あっという間に絶頂へ駆け上る極上の快感が下半身を支配する。
「いく、いく、あぁ、イッちゃ…ぅ、あ、あぁぁぁっ」
ぐちゅぐちゅと音を立てて、指でクリトリスを捏ねくり回す姿は異様に卑猥で、雅人も激しく興奮した。
「いくいく、いぃぃっ、あ、いく、いっく…ぅぅぅぅぅっ」
薫は全身を痙攣させて激しく絶頂した。
恋人に見られ、促されて自分で自分を絶頂に導くのはもちろん初めてのことで、恥ずかしいが強烈な快感だった。
「あぁっ、あ、あぁぁ、はぁ、あ、っ…ふ」
がくがくと身体を震わせながら、全身にまわってゆく絶頂感を味わっていた薫に、雅人は覆い被さった。
そして、まだ痙攣が続いている太ももを押さえつけるように力を入れて広げ、すぐにペニスを挿入した。
「ん、ああああああっ」
良すぎです
こんなふうにお互いに求め合えるのいいね
いくら さん 2023年5月13日