実は俺、デリヘル嬢と毎日ヤってる (Page 9)

 

「スズちゃん、出るっ!」

「んにゃあっ! らめらめらめえっ!」

 スズが猫の鳴き声のような声で叫んで頭を振るが、それと同時に小さなお尻をグリグリと俺に押し付けてきた。

 それが最後のひと押しになった。

 空になった尿道を膨らませる勢いで半固形の白濁液が駆け上がる。

 

びゅるんっ! びゅびゅびゅびゅるるっ! びゅびゅびゅびゅびゅるっ!

 

「んはああっ! 熱っ! 熱いいいいっ! い、いいっ! い、イクっ! またイクのおおおっ!」

 甘い鳴き声で叫ぶ彼女の火照った身体が桜色に染まり、手脚をぐっと伸ばして湯船を押さえつけた。

 俺はそんな彼女を抱き締め、噴き出す牝の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、腰を押し付け続けた。

 彼女の身体は、気持ち良すぎる。

 

*****

 

 力なく俺に身体を預けているスズの荒い息だけが、浴室の中に響いている。

「は、はあ、はあ、ふう、ん、んふう。いなく、なった?」

 俺の肩を枕のようにして天井を見上げるスズが、ポツリと訊いてきた。

 俺は「ああ」と答え、彼女の冷えた肩に口付けする。

「んひぁんっ! いまダメ。敏感になってるから」

「はは、ごめん。でも、ありがとう。スズちゃんのおかげで追い払えた」

「んんん。まあ、それは私も一緒だから、いんだけど……えと」

 彼女は言葉を濁して身体を起こし、複雑な表情を浮かべて俺を見つめる。

 その瞳は、何かに気が付いたような戸惑いを見せている。

 そりゃそうだ。

 無断で生中出ししたんだし、訴えられても仕方ないだろう。

「ごめん。勝手にーー」

「まだ、だよ」

 俺の言葉を遮って、スズが俺のモノを咥えたまま器用に向きを変えた。

 ぬるりと肉茎を撫でられ、思わず声が漏れる。

「スズちゃん?」

「まだ、いなくなってないみたい」

「え?」

「命。……赤ちゃんができないと。ね」

 そう言った彼女の向こうに、白いウネウネが立ち上がった。

(了)

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