デーモンスレイヤー (Page 8)

「くああっ!」

 サキは目を見開き、背中を大きく弓なりに反らした。
 ゾクゾクとした寒気にも似た感覚……それが爆発を起こす。

「あっ、あっ……あああぁっ!」

 弓なりに反ったサキの裸身がビクビクと震える。
 肉棒を叩き込まれて絶頂したサキ。
 秘洞から大量の淫蜜が噴き出し、床に黒いシミを広げていった。
 悪魔は秘洞から肉棒を引き抜く。直後、ソレは弾けて白濁した体液を放つ。
 肉棒から放たれた白濁液は、サキの尻を白く汚していく。

「ああ……」

 サキは自分の尻を汚す悪魔の体液を熱く感じた。
 悪魔が腰から手を離すと、サキは床に突っ伏した。

 絶頂したサキは、今にも意識を失ってしまいそうであった。
 悪魔は敵であるサキを殺そうとする。
 太い脚を片方持ち上げ、サキの頭を踏み潰そうとした。
 だが、踏み潰すことはできなかった。
 悪魔は突然バランスを崩し、尻もちをつく。
 何事かと、悪魔は自分の脚……サキの頭を踏み潰そうとした方の脚を見る。
 膝から下がなくなっていた。切断されている。
 切断面から血が噴き出す。

「ぐあああっ!」

 脚から激痛が走り、悪魔は悲鳴を上げた。
 悪魔の脚を刀身が細い長剣で切断したサキは、荒く呼吸をしながら立ち上がる。

「お、お前……同類だったのか……?」

 脚を切断された悪魔はサキの姿を見て、驚いたように言う。
 悪魔の目の前にいるサキの姿は変化していた。
 頭部に生える2本のツノ、背中に生えるコウモリのような翼……今のサキは、まるで悪魔のようであった。

「違うわ……人間と悪魔のハーフよ」

 そう言ってサキは長剣を横に振る。
 重たい音を立てて、悪魔の体から何かが床に落ちた。
 それは悪魔の頭部だ。顔には驚いたような表情が張り付いたまま。
 頭部を失った体は思い出したように倒れ、首の切断面から大量の血を噴出させた。
 悪魔の頭部と体が徐々に塵(ちり)と化していくのを見て、サキは息をつく。

「できれば、この姿にはなりたくないわ……」

 消滅していく悪魔の亡骸に背を向けるサキは、人間の姿に戻っていた。
 学生服も元に戻っている。
 人間と悪魔の間に産まれたサキ。悪魔としての力を、人間を守るために使っている。
 サキの母親は人間で、サキを愛してくれた。
 母親と同じ人間という種を守るために、サキは悪魔と戦っていた。

◇◇◇

 夜の街。
 1人の少女が悪魔に襲われそうになっていた。
 少女と悪魔の間に人影が割って入る。
 その人影はサキであった。
 サキが長剣で悪魔を攻撃している間に少女は遠くに逃げる。
 サキは今夜も悪魔と戦う……。

(了)

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